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診療支援部門救命救急センター

概要

患者のみなさんへ

関西医科大学総合医療センターに救命救急センターが設置されたのは1979年のことで、大阪では3番目に歴史のある救命救急センターです。2014年には新本館の建築が始まり、それに伴い救命救急センターが入る南館のリニューアル計画がスタートしました。患者数の急増に伴い慢性的なICUの病床不足に悩まされてきましたが、2015年8月には8床から14床に増床されました。2016年4月には救命救急センター初療室も大幅にリニューアルしました。Hybrid Emergency RoomにはIVR-CTを設置し、患者さんを移動させることなくCT検査、カテーテル治療、緊急手術を行うことができるようになりまた。通常の初療室では検査すらできずに手術を行わざるを得なかったような重症患者さんに対しても、CT検査・血管造影検査を行い的確な治療戦略が立てられるようになりました。2016年5月生体モニター・電子熱型表が刷新され、救急初療室・救命救急センター・GICU・手術室・心臓カテーテル室・血管造影検査室が共通のシステムで結ばれました。数年後には、救急災害・新興感染症に備えた新病棟を建設する予定です。救命救急センターは進化を続けています。

特色・強み

少数精鋭のスタッフがサブスペシャリティーを生かし自己完結型救急医療に取り組んでいます。従来から得意としてきた外傷、熱傷、中毒、敗血症、多臓器不全等の3次救急症例は勿論、かかりつけ患者さんの急病、救急隊が搬送先選定に難渋するような2次救急症例も積極的に受け入れています。また夜間・休日は開業医の先生方からの依頼の窓口となっています。

専属の精神科医、精神保健福祉士がいることを生かして、精神疾患合併症例を積極的に受け入れています。地域の精神科病院との強い絆を生かし、2018年7月からは精神疾患・身体合併症センターの運営にも力を注いでいます。

2021年11月15日より大阪コロナ重症センター;20床を開設しております。
2023年度までに重症334名、中軽症796名の診療を行いました。
地域住民の皆様が安心して暮らしいただけるよう、常に進化する救命救急センターでありたいと願っています。

消防機関からの搬送受入要請応需率

主な対象疾患

  • 心肺停止
  • ショック
  • 意識障害
  • 外傷(頭部、胸部、腹部、多発外傷)
  • 脊髄損傷
  • 急性腹症
  • 虚血性心疾患
  • 急性大動脈解離
  • 重症不整脈
  • 脳血管障害
  • 呼吸不全
  • 多臓器不全
  • 敗血症
  • 消化管出血
  • 特殊感染症
  • 急性薬物中毒他

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