診療支援部門精神疾患・身体合併症センター
概要
患者のみなさんへ
精神疾患・身体合併症センターは、精神科病院等入院中に生じた急性の身体合併症に対して迅速かつ適切な治療を行うことを使命とし、2018年7月に救命救急センター内に開設いたしました。大阪府内全域の精神科病院や行政、自治体消防からの要請により、年間約200~300例の患者さんを受け入れています。救命救急センターの病床で入院加療を行いますので、脳卒中や脳炎、重症肺炎、イレウス、胆嚢炎、消化管出血、骨折、輸血を要するような高度貧血など幅広い疾患に対応することが可能です。
より専門的治療が必要な場合には、院内他科と連携して治療を行っています。
特色・強み
救急医が身体加療を行うと同時に、救命救急センター内に常駐している精神科医と精神保健福祉士が入院中の精神科診療に加え、充実した医療連携の中でその後の支援、ソーシャルワークを展開しています。
クロザリル内服中の患者さんに対しても、身体状況に応じて内服継続可否含め慎重に判断し対応しています。また、薬物療法で治療効果の得られない悪性緊張病等に対して、ECT委員会で検討したうえで必要に応じてICUでECTを実施しています。