診療支援部門ロボット支援手術センター
概要
患者のみなさんへ
従来低侵襲手術といえば鏡視下手術(胸・腹腔鏡下手術)でしたが、近年手術支援ロボットが導入され、広く普及しつつあります。手術支援ロボットの一つである「ダヴィンチ」は、 1980年代からアメリカで開発が進められ、2000年より手術支援装置として利用が始まりました。
当院では2022年8月に、手術支援ロボット「第4世代ダヴィンチXi」を設置し、これまでに直腸・結腸がん、前立腺がん、腎がん、肺がんに対しロボット支援手術を導入してきました。ロボット支援手術では鏡視下手術を凌駕する精緻な手術手技が可能となり、よりからだにやさしい低侵襲手術を行うことができます。医師・看護師・臨床工学士が綿密に連携し、今後ロボット支援手術のさらなる適応拡大を進めてまいります。
特色・強み
ロボット支援手術では、3次元内視鏡による拡大視野で詳細な情報を得ることが可能となります。また、ロボット鉗子は緻密な手の動きを正確に再現することが可能であるため、これまでの鏡視下手術以上に安全かつ完成度の高い手術を提供することが可能となります。
主な対象疾患
- 大腸がん(結腸がん・直腸がん)
- 前立腺がん
- 腎がん
- 肺がん