人工関節センター
概要
患者のみなさんへ
こんにちは。人工関節センター長を拝命いたしました、䯨(おおえ)です。
私は股関節・ひざ関節を専門とし、これまで本学附属病院において6,000件以上の関節手術に携わってまいりました。「痛みを取り除き、失われた機能を回復するために何ができるのか」を常に考え、一人ひとりの患者さまに最も適した治療を選択することを大切にしています。
私たちの人工関節手術では、「30年以上の長期成績を目指す」「術後の痛みを少なくする」「術後の生活にできるだけ制限を設けない」ことを目標としています。また、高度な関節変形や骨欠損、感染、再置換手術など、他院で治療が困難とされた症例にも積極的に取り組んでいます。
人工関節手術を行うこと自体が目的ではありません。患者さまと十分に話し合い、納得して治療を受けていただけるよう、「患者さまにとって最も適した治療」を一緒に考えてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
特色・強み

関節が高度に変形し、疼痛が強く、日常生活に支障をきたしている場合「人工股関節置換術」を施行しています。近年日本においても人工関節の需要は増え、様々なインプラントが市販されていますが、もちろんどれでも同じではありません。当科では、30年以上の安定した超長期成績が報告されている「セメント人工股関節置換術」を施行しております。。
(60歳代女性、高度脱臼症例)

関節温存手術である「臼蓋形成術」も行っています。「臼蓋形成術」は比較的低侵襲の術式にもかかわらず良好な股関節進行防止効果が証明されており(現在までに150例以上施行し10年生存率は約90%です)、近年再注目されている術式です。なお、レントゲンにて寛骨臼形成不全症(臼蓋形成不全症)を認めても、直ぐに手術を勧める訳ではありませんので、悩んでいる方はご相談ください。
(20歳代女性、寛骨臼形成不全症に対する臼蓋形成術

股関節唇損傷とは、スポーツなどによる使い過ぎや骨盤の形態異常により股関節痛が生じる病気です。当科では、股関節唇損傷の症状は自然軽快することも多いためまずは保存的加療を勧め、痛みが取れない場合に「股関節鏡手術」を施行しております。股関節唇損傷は一般整形外科医では診断に至らないことも多く、整形外科以外の科を受診されることもあり、原因の分からない股関節痛を自覚されましたら一度当科へご相談ください。
(30歳代女性、関節唇縫合術)
主な対象疾患
- 変形性股関節症
- 変形性膝関節症
- 大腿骨頭壊死症
- 関節リウマチ
- 寛骨臼形成不全症(臼蓋形成不全症)
- 股関節唇損傷
- 人工関節感染・ゆるみ・脱臼・骨折