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診療支援部門輸血部

概要

患者のみなさんへ

「輸血」は1827年に最初の成功例が記録されています。1900年、1940年にABO型とRh型が発見された後、「輸血」は不足した血液を補う医療として確立されました。
 輸血部は多くの方の善意に支えられた「献血」から作製された血液製剤の管理と適正使用を担う部門です。患者さんの救命に必要な血液製剤の迅速かつ安全な提供、輸血事故の防止等の安全性確保を念頭に体制を整備しております。
当院輸血部は医師2名(日本輸血・細胞治療学会認定医1名を含む)、臨床検査技師6名(認定輸血検査技師3名を含む)のスタッフで、院内における安全かつ適正な輸血医療の実践に責任を持って応えていきたいと考えています。また、近年進歩が著しい細胞医療の担い手として輸血部の重要性が注目されています。

特色・強み

輸血業務

当院の特色として、救命救急センターの活動性が非常に高いです。そのため、近隣問わず、大阪府下から重症患者が搬送されてきます。24時間体制で緊急性の高い輸血にも対応しています。それを支えるべく、臨床検査部と合同で時間外にも輸血業務を実施し、24時間体制を維持しています。

輸血療法対策委員会

病院管理部、中央診療部、該当診療科の委員が月一回集まり、輸血医療に関して集中討議しています。ここでは輸血に関する問題や改善方法を議論し、さらに適正で安全な輸血が行えるよう検討しています。また、決定事項が周知徹底されるよう、啓蒙活動も実施しています。

各種実績

2022年度実績
赤血球製剤 8042単位
血漿製剤 3220単位
血小板製剤 9945単位
緊急払出 28件
クリオプレシピテート 26件
ABO・RhD血液型件数 6033件
不規則抗体検査件数 7208件

学会認定施設

日本輸血・細胞治療学会
認定医制度指定施設・臨床輸血看護師制度研修施設