特殊外来睡眠時無呼吸外来(耳鼻咽喉科)
概要
概要
鼻から咽頭にかけて狭くなり、呼吸がしづらくなる「閉塞性睡眠時無呼吸症」を治療しています。
鼻閉や無呼吸があると息苦しくなって、寝ている時に脳が起こされてしまうため質の良い睡眠がとれず、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下などを引き起こします。また、15年以上続くと脳梗塞や心筋梗塞など血管病変による突然死のリスクも上がると言われており、予防が必要です。
特色・方針
当科では閉塞性睡眠時無呼吸症に対する治療を担当しています。
まずいびきや無呼吸を疑う場合、簡易モニターで自宅での睡眠検査やPSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)により無呼吸の程度、睡眠の質を評価します。そして採血やレントゲン、CTなど一般的な検査に加え、鼻や咽頭の診察を行い原因部位を同定します。その結果で重症と判断された場合、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)の適応となります。CPAPを使いやすくするため、または軽症や中等症の無呼吸を軽減させるための治療として手術療法(鼻閉改善や扁桃摘出)を行います。
また、当院では必要に応じて健康科学センターと連携をとり、PSGや心臓への影響について評価を行っています。
日中の眠気や倦怠感、集中力の低下、起床時の頭痛、夜中に何度も目が覚めるなど該当する症状がある方は、一度相談に来てください。