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特殊外来

ぶどう膜・神経外来

概要

概要

ぶどう膜とは, 虹彩(こうさい)・毛様体(もうようたい)・脈絡膜(みゃくらくまく)の3つの眼球内の組織をまとめた呼び方です。光を感じる網膜の後ろにあり、ぶどうのような濃い紫色〜茶色のような色で、形もぶどうの実に似ていることから、古代ローマ時代に名付けられたラテン語に由来します。ぶどう膜は血管が豊富な組織であるため、眼内の炎症はぶどう膜を主体として起こります。その状態を『ぶどう膜炎』といいます。

ぶどう膜炎の原因としては大きく分けると感染性(細菌やウイルス)と非感染性の2種類に分けられます。代表的な三大ぶどう膜炎としてサルコイドーシス、フォークト小柳原田病、ベーチェット病が挙げられますが、その他にもヘルペスウイルス、結核、梅毒、菌血症、膠原(こうげん)病、関節炎、糖尿病, あるいは血液疾患や悪性腫瘍などの数10種類以上のものが原因になります。このように全身の異常が原因となることがあるので、全身の詳しい検査や注意が必要になります。

ぶどう膜炎の原因がはっきりと診断できるのは全体の5割程度で、原因がわからない場合も多くあります。

特色・方針

ぶどう膜外来は、ぶどう膜疾患の診断と治療を担当し、他科との連携による全身管理、各種特殊検査(蛍光眼底造影検査、光干渉断層計検査、前房水PCR法による原因微生物の同定など)を併用しながら病状に応じた診療を行っています。当院では院内で前房水PCRを行うことにより検査同日に原因微生物を同定することも可能です。治療法はステロイド治療が多いですが、状況に応じて眼局所への治療や全身療法を使い分けて行っております。また、薬物療法のみでなく、重症例に硝子体手術を施行して、大きな治療効果をあげています。ぶどう膜炎に併発した白内障手術や続発性緑内障の治療も、適切な時期に積極的に行っています。

神経外来については斜視・弱視外来とは別に、主に視神経に生じる疾患を担当しています。
視神経炎などの脱髄疾患のほか、動脈炎、脳腫瘍、うっ血乳頭、ぶどう膜炎から生じる視神経の炎症、猫から移る感染症など、さまざまな疾患を鑑別し、担当の診療科と連携します。

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