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特殊外来ぶどう膜外来

概要

概要

ぶどう膜炎という、眼球に炎症が起こる病気について診療する外来です。サルコイドーシス、原田病、ベーチェット病をはじめ、悪性リンパ腫やヘルペスによる急性網膜壊死など、炎症性眼疾患を専門としています。

特色・方針

ぶどう膜炎の原因は多岐に渡りその約半数は原因不明ですが、まずはさまざまな検査を行って可能な限り原因を特定し、治療方針を立てていきます。
非感染性の場合、基本的にはステロイド薬を使った薬物治療がメインとなりますが、たとえばベーチェット病ではインフリキシマブの全身投与も可能ですし、難治性ぶどう膜炎においては近年適応となったアダリムマブを投与することもあります。膠原病を含む他の内科疾患が見つかる場合もあります。
感染性ぶどう膜炎の場合、たとえば細菌性眼内炎では細菌の増殖と炎症によって失明の危険にさらされますので、速やかな手術治療が必要となります。そういった場合、ぶどう膜炎の専門外来日でなくとも緊急的に治療が行える体制を整えています。
また、当院で前房水PCRが施行できるようになりましたので、ウイルスによるぶどう膜炎では即日診断が可能となることもあります。

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