特殊外来代謝性肝疾患外来
概要
概要
先進国の国民病ともいわれる脂肪肝のうち肝硬変へ移行する危険がある非アルコール性脂肪肝炎と、鉄過剰症やウィルソン病など肝臓における特定の物質の代謝異常による肝臓病の患者さんを中心に担当しています。
特色・方針
非アルコール性脂肪肝炎は、脂肪肝のうち、その原因となる飲酒量は少ないけれども、肝臓に炎症があり、肝硬変や肝細胞癌になる危険性がある病気です。当外来では、脂肪肝の原因について詳しく調べ、非アルコール性脂肪肝炎の場合は、適切に治療することで、病気の進行を止めたり、遅らせることを目標にしています。
一方、肝臓の働きのひとつに鉄や銅といったミネラル分を調整することがあります。鉄過剰症とウィルソン病は、それぞれ鉄と銅の調整がうまくいかず、これらが肝臓だけでなく様々な臓器に過剰に蓄積して障害をきたす病気です。当外来では、これらの病気の診断や治療も担当しています。