特殊外来ボツリヌス毒素療法外来
概要
概要
脳卒中(脳梗塞や脳出血)や脊髄疾患などで中枢神経が損傷を受けると、肘や手首、指が曲がり、足首が下側や内側を向いて突っ張ってしまう「痙縮」という症状が多くみられます。
ボツリヌス毒素は、筋肉の異常な緊張を和らげる注射薬です。注射した後にリハビリをしっかりと行うことが大切であり、着替えなどの介助をしやすくしたり、手足の動きをよくするための方法を専門医が指導致します。
特色・方針
当院では、大学病院ならではの表面筋電図や三次元動作解析装置などの計測装置を用いて、突っ張り方(痙縮)を把握し、注射する筋肉を選定します。電気刺激装置を用いることで、最も効果が得やすい部位にピンポイントで注射します。効果は約3ヶ月間持続しますので、その間に痙縮を和らげるためのストレッチや運動をすることが重要です。
当院外来でのリハビリや、すでにリハビリを受けておられる場合には、ご担当の療法士の先生と連絡を取り合いながら治療します。
注射は保険診療で受けることが可能ですが、詳細は担当医にご相談ください。