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特殊外来言語外来

概要

概要

口唇裂や口蓋裂を伴って生まれた赤ちゃんが口唇と口蓋の形成手術を受けたあと、お母さんやご家族のさまざまな不安や心配(哺乳のさせ方、離乳食とその後の食事の進め方、そしてことばや心身の発達全般、最後に手術後の発音の発達など)に対する相談や、必要に応じて各年齢段階におけることばの治療を行います。

特色・方針

当科では口蓋形成術後80%以上もの方が術後に正常なことばを自然に習得するという手術結果を得ています。
口唇口蓋裂の方々は初回手術のあと、顎裂部の骨移植術、口唇鼻形成術、歯科、補綴科(提携先をご紹介します)による歯の治療や歯列や上下顎の矯正歯科治療や外科的矯正術(顎骨骨切り術)など、大人になるまでのライフステージに応じて種々の治療が継続されますので、ことばの外来ではこれら治療と並行して発音に変化がないか観察します。

発音が不明瞭な場合は、可能なら3歳台からことばを話すために必要な呼気の使い方が上手になるための練習を開始し、4歳台以降は鼻腔通気度、鼻咽腔内視鏡、3DCT(コーンビームCT)(写真)などの検査で発音不明瞭の原因を診断したのちに発音練習をします。
発音は就学前後に正常となることが目標ですが、その頃に開始される矯正歯科治療により、再び発音が歪む方もあり、歯科とも連携しながら発音の経過観察を継続しています。

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