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特殊外来HAM外来

概要

概要

HAMとはHTLV-1関連脊髄症(HTLV-1 associated myelopathy)の略で、HTLV-1というウイルスによって引き起こされる慢性進行性の脊髄の病気です。
HAMの根治療法はありませんが、インターフェロンやステロイドなどの薬剤が対症的に使用されており、症状の緩和や進行防止に一定の効果を示しています。これらの薬剤は特に発症早期ほど有効なので早期発見・早期治療が重要ですが、慢性期の方でも症状の緩和を認めることがあります。

特色・方針

HTLV-1感染者は日本全体で80万~100万人と推定されていて、そのうちの20%程度が近畿圏に在住です。HAMを発症するHTLV-1感染者は1%未満に過ぎませんが、HAMを発症する危険因子は完全には解明されていません。近年では末梢血中のウイルス量(プロウイルス量)が発症に深く関わっていると考えられており、HAM患者さんでは未発症の人に比べて有意にプロウイルス量が高いことが知られています。またHAM患者さんでは長い臨床経過の内で、症状増悪時にプロウイルス量が上昇する例も示されており、プロウイルス量の測定がHAMの診断や症状悪化の指標として臨床現場で応用されています。

当院ではこのプロウイルス量の測定を随時行っており、定期的に経過観察することで、確度の高い診断と早期治療の指標とします。

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