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特殊外来レーザー外来

概要

概要

形成外科分野でのレーザー治療が飛躍的に進歩し、以前は治療不可能であったあざの治療も改善するようになってきました。関西医科大学附属病院の形成外科では「レーザー外来」を開設し、種々のレーザーを使いあざの治療を行っています。

あざには大きく分けて、苺状血管腫、単純性血管腫、毛細血管拡張症の赤あざ、扁平母斑などの茶あざ、異所性蒙古斑や太田母斑の青あざに分けられます。以前は自然消退するため経過観察されていた苺状血管腫も、急激に大きくなって将来大きな瘢痕として残るものや、場所により機能障害をきたすものなど治療が必要とされる苺状血管腫も多く、現在では早期の治療が行われています。当院ではレーザー治療だけではなく、小児科と連携してへマンジオルシロップによる内服治療も行っておりますので、治療が必要かどうかも含めご相談ください。また太田母斑のようにレーザー治療が著効する疾患やその他のあざに関しても積極的にレーザー治療を行っています。保険適応外(自費)にはなりますが、シミや瘢痕の治療も行っていますので遠慮なくご相談ください。

特色・方針

当科には、Qスイッチルビーレーザー、可変パルス式色素レーザー(Vbeam)、ロングパルスアレキサンドライトレーザー、炭酸ガスレーザーの4種類のレーザー装置があります。これらの機器を適切に使用することで、ほぼすべての種類のアザを治療することが可能です。アザの治療以外にもシミや瘢痕の治療にも力を注いでおり、年間600件を超えるレーザー治療を行っております。

治療の実際ですが、一般にレーザー治療は痛みを伴います。治療範囲が数㎝程度のものであれば、氷などで患部の冷却や、麻酔外用剤や麻酔注射を使い外来で処置が可能です。当科では乳幼児期、小児期の患者さんも多く、範囲が大きく患者さんの負担が予想される場合は全身麻酔によるレーザー治療も行っております。当科では麻酔科の協力を得て、安全に全身麻酔下のレーザー治療を行っております。詳しくは担当医にお尋ねください。

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