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特殊外来肝臓外来

概要

概要

肝疾患としては、主に慢性肝疾患と肝細胞がんがあります。C型慢性肝炎は直接作用型抗ウイルス薬で、B型慢性肝炎は核酸アナログまたはインターフェロンで治療します。また、肝生検などで診断した上、自己免疫性肝炎はステロイドを、原発性胆汁性肝硬変はウルソデオキシコール酸を投与します。肝細胞がんの内科的治療は、進行度により肝動脈塞栓療法やラジオ波焼灼療法、抗癌剤の分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬投与などで治療を行います。

また重症の肝臓病、肝不全に対する有用な治療として、肝移植は確立された治療法です。肝移植には生体肝移植と脳死肝移植の2つの方法があります。当外来では、肝移植適応の検討および移植術後患者さんの管理を、外科の肝移植外来と連携して行っています。

特色・方針

肝細胞がんの治療に関しては、当院外科、放射線科とも話し合い、最適と考えられる治療を常に目指しています。 肝動脈塞栓療法とは、肝細胞がんは肝臓の動脈血管から栄養支配を受けており、この動脈から抗がん剤と塞栓物質で血流を遮断することで治療を行います。また、ラジオ波焼灼術はエコーガイド下に針を肝細胞がんに穿刺し高周波で焼いてしまう事で壊死させます。
C型慢性肝炎は、飲み薬を2~3ヶ月投与することで治療する事ができるようになりました。ガイドラインに沿った新鋭・先端の治療を行っております。

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