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診療科

肝臓外科

外来診察 2F/H1 ※初診や再診の受付完了後にお越しください

概要

患者のみなさんへ

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、自覚症状が少ないため、発見された時には病気が進行していることも少なくありません。当科では、肝細胞がん、胆管がん、胆のうがん、転移性肝がんをはじめ、肝嚢胞や脾腫などの良性疾患まで、幅広い肝臓・胆道疾患の診療を行っています。

腹腔鏡手術やロボット支援手術などの体への負担が少ない手術から、血管の切除・再建を伴う肝切除まで幅広く対応し、患者さんの病状や肝機能、全身状態に応じた治療を行っています。
また、手術が難しい進行肝臓・胆道がんに対しても、薬物療法によって腫瘍が縮小した場合には、手術につなげる集学的治療を積極的に行っています。各診療科と連携し、患者さん一人ひとりの病状に応じた最善の治療を目指します。

オンライン・セカンドオピニオン外来

特色・強み

1.豊富な手術経験を生かした医療

低侵襲手術であるロボット支援下および腹腔鏡下肝切除術は高難度であり、実施できる施設は限られますが、当院は施設基準を満たし数多くの精緻な手術を行っております。現在、肝・胆道癌に対する肝切除の約8割をロボット支援下および腹腔鏡手術で行っています。開腹手術に比べ低侵襲で痛みが少ないことから、退院までの期間も約10日程度と短いのが特徴です。

※低侵襲手術;数か所の小さな傷(5㎜~1㎝程度の小さな穴)だけで手術を行うことで、手術後の痛みや身体へのダメージを少なくする手術です。

2.豊富な手術実績

当科は、多くの肝臓・胆道外科手術を行う施設の一つです。豊富な経験をもとに、標準的な手術から対応が難しい肝切除まで幅広く対応しています。
月14例~16例、年間約180例の肝臓手術を実施しており、その約8割を「低侵襲手術」と呼ばれるロボット手術や腹腔鏡手術で行っています。

豊富な手術経験を生かし、患者さん一人ひとりの病状や肝機能、全身状態に応じて適した治療法を選択し、安全性と根治性の両立を目指した医療を提供しています。

3.初回診察時に進行肝胆道癌のため治療不可であっても薬物療法→根治手術への可能性を徹底して追求します。

進行肝細胞癌の場合

この数年で抗がん剤の進歩が飛躍的に進み、切除が難しい進行肝細胞癌や治療後に再発した肝細胞癌に対しては、近年では抗がん剤(薬物療法)による全身治療が選ばれることが多くなっています。これにより、これまで手術が不可能とされていた進行例でも、薬物療法によって腫瘍が小さくなり、外科的切除が可能になるケースが増えてきています。このように、薬物療法で一時的にがんの勢いを抑えたあと、手術によって根治を目指す治療をコンバージョン手術と呼びますが、当院ではこのコンバージョン手術を積極的に取り入れ、根治をあきらめない治療方針を掲げています。

当院での解析では、薬物療法のみを行った場合と比べ、薬物療法後に外科的切除が行えた患者さんでは、その後の生存期間が明らかに長いという結果を得ています。

当院では、外科治療や薬物療法を中心に外科、内科、放射線科など各分野の専門医が連携し、一人ひとりの病状に最も適した治療法を検討し、最良の結果を目指す医療を提供してまいります。

主な対象疾患

  • 原発性肝細胞癌(初発および再発)
  • 肝内胆管癌および肝門部胆管癌
  • 結腸・直腸がん、胃がん、乳がんからの転移性肝癌
  • 胆嚢がん肝浸潤・肝転移
  • その他の肝悪性腫瘍(肝肉芽腫など)
  • 肝良性巨大腫瘍(肝血管腫、限局性結節性過形成など)
  • 多発性肝嚢胞もしくは単純性肝嚢胞
  • 脾臓機能亢進症
  • その他の脾臓摘出術を必要とする疾患

各種実績

診療実績(2025年1月~2025年12月)手術件数
総手術症例数 304件
 低侵襲手術 192件
 (腹腔鏡下 169件 ロボット支援下 23件)
  肝切除術 138件
   三区域 1件
   二区域 9件
   一区域 28件
   亜区域 43件
   部分  57件
  胆嚢摘出術 18件
  肝のう胞手術(天蓋切除術) 16件
  脾臓摘出術
7件
  その他 13件
 開腹手術 60件
  肝門部領域がん根治手術 12件
  肝切除術 30件
   二区域 4件
   一区域 4件
   亜区域 8件
   部分 14件
   胆嚢がん手術 1件
   その他 18件
 その他手術
52件
  CVポート造設 46件
  デンバーシャント造設 6件

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