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診療科内分泌内科

外来診察 2F/G10 ※初診や再診の受付完了後にお越しください

概要

患者のみなさんへ

患者さんの数が最も多い内分泌疾患は、甲状腺疾患です。
甲状腺疾患には、血液中の甲状腺ホルモン値が高くなる(甲状腺中毒症)バセドウ病や、甲状腺ホルモン値が低くなる(甲状腺機能低下症)橋本病(慢性甲状腺炎)や、甲状腺腫瘍などがあります。バセドウ病に代表される甲状腺中毒症は、動悸、体重減少などを契機に診断されます。
一方、甲状腺機能低下症は、典型的な症状に乏しく、診断までに時間を要し、認知症と間違われて診断されていることもよくあります。
下垂体疾患は、頭痛、複視、全身倦怠感、多尿などを契機に診断されます。
副甲状腺疾患は、高Ca血症又は低Ca血症を契機に診断されます。
Cushing症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫などの副腎疾患は、肥満、高血糖、高血圧の原因精査を契機に診断されます。
内分泌学会認定専門医6名が全力で診療に取り組んでいます。

オンライン・セカンドオピニオン外来

特色・強み

血中甲状腺ホルモン濃度が高値となる甲状腺中毒症には、バセドウ病、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺、機能性甲状腺結節(プランマー病)などがあります。触診、甲状腺超音波検査、甲状腺シンチなどを駆使し、迅速に診断・治療に努めています。

バセドウ病の治療法には、抗甲状腺剤、アイソトープ治療、甲状腺手術があります。抗甲状腺剤で治療困難な患者さん、副作用で服薬できない患者さんなどには、バセドウ病眼症を合併していないことを確認し、アイソトープ治療を行っています。

甲状腺腫を有する甲状腺疾患には、バセドウ病、橋本病(慢性甲状腺炎)、亜急性甲状腺炎、腺腫様甲状腺腫、甲状腺腺腫、甲状腺癌などがあります。外来受診日に、甲状腺超音波を行うことで、甲状腺腫を有する患者さんの迅速な診断に努めています。

主な対象疾患

  • バセドウ病
  • 慢性甲状腺炎
  • 亜急性甲状腺炎
  • 無痛性甲状腺炎
  • 甲状腺腫瘍
  • 原発性副甲状腺機能亢進症
  • 副甲状腺機能低下症
  • Cushing症候群
  • 先端巨大症
  • プロラクチノーマ
  • 下垂体機能低下症
  • 尿崩症
  • 抗利尿ホルモン分泌不全症
  • 原発性アルドステロン症
  • 褐色細胞腫

各種実績

診療実績(2021年度版)
放射性ヨード内用療法数 9件/年
副腎静脈サンプリング 11件/年

学会認定施設

日本内分泌学会認定教育施設