診療科呼吸器外科
外来診察 2F/H1 ※初診や再診の受付完了後にお越しください
概要
患者のみなさんへ
肺がんを中心に縦隔腫瘍、転移性肺腫瘍、自然気胸、膿胸や肺アスペルギルス症など炎症性疾患、および重症胸部外傷まで幅広く診療活動を行っています。
施設、設備、スタッフの充実のもと最先端医療技術を取り入れ、呼吸器外科手術を行うだけでなく、特に手術を受けられる患者さんには、病気やその治療法の説明を十分に行い、術前からの呼吸支援を積極的に行うことによって、安心して手術を受けていただけるように配慮しています。 呼吸器外科手術を通して広く地域のみなさまに貢献したいと考えております。
オンライン・セカンドオピニオン外来
特色・強み

呼吸器外科の主要対象疾患は肺がんを主とする胸部悪性疾患です。私達は、呼吸器内科グループ、放射線科グループ、病理グループと連携し、早期肺がんに対する完全胸腔鏡手術から進行期肺がんに対する集学的治療まで、幅広く呼吸器外科治療を提供しています。

手術室においては麻酔科との協力のもと、正確・精緻な手技による安全で痛みの少ない手術を心掛けています。高難度症例に対しては、手術前に麻酔科、手術部、集中治療部、病棟と合同カンファレンスを行い、合併症予防に努めています。また、歯科(口腔外科)とも連携し、周術期の口腔ケアにも努めています。

外来診療では患者さんへの説明をわかりやすく、真摯に対応することを実践しています。気管支鏡検査は外来検査の中で最もリスクの高い検査の1つですが、呼吸器内科と呼吸器外科の協力で安全に実施しています。
主な対象疾患
- 原発性肺癌
- 原発性・続発性自然気胸など嚢胞性肺疾患
- 縦隔腫瘍
- 転移性肺腫瘍
- 炎症性肺疾患
各種実績
- 診療実績(2024年度版)
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外来新患者数 588人/年 外来延患者数 7,943人/年 入院新患者数 580人/年 入院延患者数 6,038人/年 - 手術・検査実績(2024年1月〜12月)
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原発性肺がん 312件
(胸腔鏡下手術:240件、ロボット支援下手術:4件)肺葉切除術・二葉切除術 181件
(胸腔鏡下手術:123件、ロボット支援下手術:3件)肺区域切除・肺部分切除 129件
(胸腔鏡下手術:117件、ロボット支援下手術:1件)その他 肺全摘2件 転移性肺腫瘍 71件
(胸腔鏡下手術:60件)良性肺腫瘍 26件
(胸腔鏡下手術:24件)胸膜腫瘍(悪性胸膜中皮腫含む) 7件 胸壁腫瘍 6件 胸腺上皮性腫瘍 (胸腺腫・胸腺がん) 13件
(胸腔鏡下手術:4件)その他縦隔腫瘍 13件
(胸腔鏡下手術:5件)炎症性肺疾患 (真菌症・非定型抗酸菌症含む) 14件
(胸腔鏡下手術:7件)膿胸 12件
(胸腔鏡下手術:5件)原発性自然気胸 17件
(胸腔鏡下手術:15件)続発性自然気胸 18件
(胸腔鏡下手術:17件)
学会認定施設
呼吸器外科専門研修基幹施設