診療科リハビリテーション科
外来診察 南館3F ※初診や再診の受付完了後にお越しください
概要
患者のみなさんへ
リハビリテーション科は、病気により体力の低下や麻痺を生じたり、手術の後に動けなくなるなどの障害が引き起こされた方に、筋力や持久力をつけたり、関節の動きを良くしたり、日常生活で行う動作の練習を行ったりして社会生活への復帰を支援する診療科です。当科では、早期からリハビリテーション医療が供給できるように心がけ、患者さんの疾患・障害・能力・環境をトータルに考えたリハビリテーション医療を実践したいと考えています。発病早期からリハビリテーション、がん治療中の方へのリハビリテーションについても積極的に取り組んでいます。
特殊外来として、ボツリヌス療法外来、義肢装具外来を開設しています。
生活期のリハビリテーションとしてデイケアセンターを開設し、訪問リハも実施しています。
特色・強み
理学療法では、座る、立つ、歩くなどの基本動作ができなくなった方に対して、筋力をつけたり、関節の動きをよくする訓練を行います。また、健康科学センターと連携をはかり、心臓リハビリテーションにも当科理学療法士が参加しています。
作業療法では、手先の細かい動作ができなくなり、食事、歯磨き、着替え、トイレ動作や入浴動作などが上手にできなくなった方に対して、身の回りの動作が円滑に行えることを目指して訓練を行います。
言語療法では、言葉を話したり理解することができなくなった場合や、顔や口の動きが悪くしゃべりにくくなった場合、記憶の障害などが引き起こされた場合に訓練を行います。食べることの障害に対する嚥下訓練も行います。
主な対象疾患
- 脳血管疾患
- 脊椎・脊髄疾患(脊髄損傷、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症等)
- 骨・関節疾患(骨折、変形性関節症、関節リウマチ等)
- 切断
- その他(手術後)(早期離床を図るため)
- その他(内科疾患・小児疾患、廃用症候群等)
※他科に入院中の患者さんに対してリハビリテーションを行なっています。
各種実績
- 診療実績(2023年度)
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1日平均外来患者数 14.7人 - リハビリテーション依頼件数(2021.1~2021.12)
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整形外科(脊椎外科、その他) 745件 救急医学科 448件 内科(血液呼吸腫瘍、循環器腎内分泌代謝、消化器肝臓) 451件(143、167、141) 神経内科 71件 脳神経外科 133件 外科(一般、血管、乳腺) 154件(93、53、8) 皮膚科 32件 産婦人科 7件 精神科 30件 その他の外科(形成、泌尿器、呼外、心外) 12件(15、70、7、29) - リハビリテーション施行回数(2021.1~2021.12)
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理学療法・運動器 20,475回 理学療法・脳血管等 6,474回 理学療法・廃用症候群 8,475回 理学療法・呼吸器 2,513回 理学療法・がんリハ 2,368回 作業療法・脳血管等 4,233回 作業療法・運動器 5,362回 作業療法・廃用症候群 1,170回 作業療法・がんリハ 498回 言語療法・脳血管等 1,718回 言語療法・廃用症候群 1,605回 言語療法・がんリハ 216回 - ボツリヌス療法施行件数(2021.1~2021.12)
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上下肢 20症例 58回 下肢のみ 7症例 19回 上肢のみ 5症例 8回 - その他先進医療等(2021.1~2021.12)
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装具 下肢装具(短下肢、長下肢含めて) 12件 足部・足底装具 7件 上肢装具 25件 その他 4件 義肢 下肢義足(上腿・下腿) 3件(1,2) 上腕義手 0件