診療科臨床検査医学科
概要
患者のみなさんへ
多くの方が検査と聞いて一番先に思い浮かぶのは、血液検査や尿検査ではないでしょうか。実はそれ以外にも臨床検査医学科が扱う検査には様々なものがあります。例えば心電図や超音波検査(エコー検査)といった生理機能検査や細菌学検査、コロナ感染症でよく聞かれたPCR検査もそうです。これらの検査は病気を診断するためにも使われますが、適切な治療法を選んだり、副作用の出現をいち早く発見したり、お薬や手術などの治療効果を判定するのにも有効です。私たちは各科の医師が患者さんを診察する際に必要不可欠で重要な検査をたくさん管理しているのです。これからも臨床検査技師とともに常に正確で迅速に結果を出せるように努めて行きます。
特色・強み
当科は臨床検査部のスタッフとともに正確で迅速な検査結果を報告するために正しい検体の採取法や取り扱い方法、検査結果の読み方を患者さんや病院スタッフに伝えています。また検査の質を向上するために内部および外部精度管理などの管理監督を行っています。
生理機能検査部門では心電図、各種超音波検査(心臓、腹部、甲状腺、乳腺、胎児など)、脳波、脈波、呼吸機能検査などを実施しています。細菌学検査部門では原因菌の同定や抗菌薬の感受性検査やウイルス抗原・抗体検査等も実施しています。
大学附属病院として新しい検査方法や技術の開発、臨床研究を行い、また検査の面から先端医療や研究をサポートしています。糖尿病診療チームの一員として糖尿病教室の運営や患者さんへの自己血糖測定指導も担っています。臨床検査技師や研修医の教育にも力を入れています。
主な対象疾患
全ての疾患
各種実績
- 診療実績(2023年度)
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血清・化学検査 2,384,247件 血液検査 359,253件 一般検査 63,335件 微生物検査 45,207件 生理機能検査 38,481件