診療科リウマチ膠原病内科
外来診察 本館2F ※初診や再診の受付完了後にお越しください
概要
患者のみなさんへ
当院のリウマチ膠原病診療は、かつては整形外科内にリウマチ科が併設されており膠原病内科は血液内科や呼吸器内科のなかで診療しておりましたが、診療科の再編に伴い2025年4月からリウマチ膠原病内科として再スタートいたしました。
古くから膠原病は“膠原(コラーゲン)”に異常をきたす疾患と考えられておりました。しかし現在はコラーゲンの異常に限らないことがわかり、免疫の異常を伴う多臓器にわたる炎症性疾患と考えられています。また関節リウマチはその中の最も代表的な疾患の一つです。いずれの疾患も完治が困難で、そのいくつかは難病に指定されております。当科は抗リウマチ薬やステロイド薬、免疫抑制薬等を駆使した免疫抑制療法を提供することでこの難治性疾患の治療にあたっています。また疾患の特性上多臓器に問題が存在することも多く、その場合には各臓器の専門部署と連携して治療に取り組んでいます。
特色・強み

関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど膠原病全般の診療を担当しています。関節リウマチや膠原病治療においては21世紀に入り、生物学的製剤やJAK阻害薬などの分子標的薬が次々に登場して治療成績が向上しており、それらの薬剤の導入も積極的に行っております。また疾患の特性上、原因不明の発熱や関節痛の相談を受けることも多く、丁寧な病歴の聴取と”全身を診る視点” で病態を考え診断治療しています。
主な対象疾患
- 関節リウマチ
- 全身性エリテマトーデス
- 皮膚筋炎
- 多発性筋炎
- 全身性強皮症
- 混合性結合組織病
- ANCA関連血管炎(多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎)
- 結節性多発動脈炎
- 高安動脈炎
- 巨細胞性動脈炎
- ベーチェット病
- シェーグレン症候群
- 成人スティル病
- リウマチ性多発筋痛症
- 脊椎関節炎
- 乾癬性関節炎
- 再発性多発軟骨炎
- IgG4関連疾患
- 自己炎症性疾患
- その他
各種実績
- 診療実績(2023年度)
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1日平均入院患者数 17.2人 平均在院日数 19.8日 1日平均外来患者数 65.8人 - 疾患別患者数(2023年版)
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疾患別外来患者数 1位:肺がん 2位:関節リウマチ 3位:喘息 4位:全身性結合組織疾患 5位:間質性肺疾患
学会認定施設
日本呼吸器学会
日本呼吸器内視鏡学会
日本アレルギー学会
日本臨床腫瘍学会
日本リウマチ学会