診療科腎泌尿器外科
外来診察 本館2F ※初診や再診の受付完了後にお越しください
概要
患者のみなさんへ
当院腎泌尿器外科新生児から高齢者まで男女を問わずすべての年齢層を対象とし、腎臓・腎盂・尿管・膀胱・前立腺・尿道などの尿路、精巣 精巣上体 精管 陰茎などの男性生殖器、副腎などの後腹膜臓器に加え、近年では女性骨盤臓器脱や尿失禁といった女性泌尿器疾患をおもに治療する部門です。
外科的治療を中心に行う診療科ですが、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎等の感染症や排尿障害の尿路管理など、また、悪性疾患においては投薬による治療が必要な場合もあり内科的な治療も行う診療科でもあります。
当科に受診される患者さんの要望に応えられるよう安全で安心できる医療を提供することを心がけております。また、病診、病病連携を重視した地域に根ざした治療を目指してまいります。
特色・強み
当科は泌尿器科領域の腫瘍(がん等)、結石、感染症、先天性疾患、女性泌尿器疾患などを対象としております。特徴は尿路生殖器悪性疾患を中心に、患者さんの病状に即して可能な限り低侵襲の治療の提供と近年新薬が多く開発されている悪性疾患薬物療法の積極的な使用を心がけております。
2022年9月にロボット支援機器であるダヴィンチXiを導入、以前よりさらに精度の高い治療を行っております。消化器疾患、婦人科疾患に伴う尿路症状に対しては他科との連携支援も行っています。膀胱全摘尿路変更後のストマ管理はWOC専門看護師がおり指導管理が可能となっております。
女性尿失禁や骨盤臓器脱症状に対し、女性泌尿器科外来を2017年4月から行っております。症状の程度により、保存的な治療から手術療法に至るまで施行することができます。
主な対象疾患
- 腎がん
- 腎盂がん
- 尿管がん
- 膀胱がん
- 前立腺がん
- 精巣がん
- 腎結石
- 尿管結石
- 膀胱結石
- 女性骨盤臓器脱
- 腹圧性尿失禁
各種実績
- 診療実績(2022年度)
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1日平均入院患者数 22.2人 平均在院日数 7.8日 1日平均外来患者数 59.4人 - 疾患別患者数(2022年度)
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前立腺がん 736人 膀胱がん 580人 腎臓がん 222人 腎盂尿管癌 122人 精巣がん 53人 腎結石 417人 尿管結石 321人 - 手術実績(2022年度)
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副腎摘除<うち腹腔鏡下> 0<0>件 腎摘除術<うち腹腔鏡下> 16<8>件 腎部分切除術 6件 腎尿管全摘除術<うち腹腔鏡下> 13<11>件 前立腺全摘除術<うち腹腔鏡下> 22<13>件 <13件中5件はロボット手術> 膀胱全摘除術 18件 経尿道的膀胱腫瘍切除術 138件 経尿道的前立腺切除術(CVP) 9件 経尿道的前立腺切除術(TUEB) 34件 経皮的腎尿管結石砕石術(PNL) 20件 経尿道的尿路結石砕石術(TUL) 108件 腹膜透析カテーテル留置など(CAPD) 4件 骨盤臓器脱手術 31件 陰のう手術 25件 尿失禁手術 4件 その他 89件 - 検査実績(2022年度)
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前立腺針生検 170件 尿管鏡検査 10件 - その他先進医療等(2022年度)
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前立腺密封小線源永久挿入治療 7件