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診療科血液腫瘍内科

外来診察 本館2F ※初診や再診の受付完了後にお越しください

概要

患者のみなさんへ

かつて血液腫瘍は不治の病とされていました。抗がん剤に加え、分子標的治療、抗体療法など年々新薬が登場しています。特に、多発性骨髄腫は長い間、ほとんど治すことが不可能でしたが、最近では異なる作用機序の新薬が次々に現われ、希望の持てる疾患に変わりつつあります。また、同種造血細胞移植は高齢者、臓器障害を有した患者さんでも可能なミニ移植(骨髄非破壊的同種造血細胞移植)、ほぼ全ての患者さんに供給可能な臍帯血バンクの普及、HLA(白血球の遺伝子表現)が部分一致でも可能なハプロ移植などにより移植適応も拡大され、治療成績も大きく向上しています。
高額医療費で話題となった細胞免疫療法も保険適用となり、治す選択枝が広がっています。 今は高齢化社会ですが、高齢を理由に治療を諦める必要は全くありません。病状に応じた治療を適切に提供いたします。

特色・強み

EBM (Evidence-based Medicine:根拠に基づいた医療)を念頭にした治療を心がけています。2023年4月から病院教授として岡田昌也医師を迎えました。造血細胞移植、細胞免疫療法のエキスパートであり、当院での導入を準備しています。

主な対象疾患

  • 貧血(ふらつき、動悸、めまい)
  • 溶血
  • 出血傾向(紫斑が出やすい、点状出血がみられる)
  • リンパ節腫脹
  • 原因不明の高熱
  • 易感染性(風邪をこじらせやすい)
  • 易骨折(無理な動きをしていないのに骨折する)
  • 巨舌
  • 歯肉腫脹
  • 肝脾腫
  • 腹部膨満(腹腔内腫瘤)
  • 縦隔拡張(胸部レントゲン写真で肺門リンパ節腫脹、縦隔拡大)
  • 血液検査値異常(血球増多、血球減少、血液異常細胞、骨髄球系幼弱細胞、免疫グロブリン値異常、凝固因子異常、高カルシウム血症、LDH高値)

各種実績

診療実績(2022年度)
1日平均入院患者数 21.5人
平均在院日数 23.3日
1日平均外来患者数 41.2人
疾患別患者数(2022年)
悪性リンパ腫 185人
骨髄異形成症候群 108人
急性骨髄性白血病 94人
多発性骨髄腫 31人
検査実績(2022年)
骨髄検査 433件

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