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診療科消化器肝臓内科

外来診察 本館2F ※初診や再診の受付完了後にお越しください

概要

患者のみなさんへ

消化器肝臓内科は、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・胆囊/胆道・膵臓疾患などの多岐にわたる領域の消化器疾患に対して各専門医が中心となり消化管・肝臓・胆道/膵臓の3つの分野に分かれて診療を行っています。
当科受診のきっかけとなる腹痛、下痢などの腹部症状の背景には癌を含めて様々な病気が存在します。特に、癌については日本人の2人に1人が罹患し、3人に1人が死亡している現状で、癌死亡数の上位5疾患のうち4つを消化器領域の癌(胃、大腸、肝臓、膵)が占めています。しかし、消化管(食道・胃・大腸)の癌は早期に発見されれば内視鏡的切除で根治が可能であるため、当科では内視鏡検査による早期発見と低侵襲な内視鏡治療に取り組んでいます。また、膵臓癌・胆道癌のような難治癌の克服は大学病院に課せられた重要な役割であり、難易度の高い高度先進内視鏡治療にも積極的に取り組んでおり、全国的にも珍しい「胆膵疾患センター」を有しています。
当科では、患者さんに「安らぎ」を得て頂けるよう、専門性を発揮しつつ全人的診療にあたることをモットーに、患者さんにより良い医療を常に提供できるように努めています。

特色・強み

胆膵部門

胆膵疾患に対して正確な診断・治療に努め、内視鏡治療困難例に対しても最新の高度先進内視鏡治療を導入して、大学病院として「最後の砦」の役割を果たしています。また、胆膵疾患センターの中心的役割を果たしており、関連各科と定期的にカンファレンスを行い、個々の患者さんの状態に応じた最適な診断・治療、さらに難治癌の克服にも取り組んでいます。

消化管部門

内視鏡専門医・指導医が中心となり、拡大観察や特殊光(NBI)観察を行い消化管癌の早期発見に努めています。早期の消化管癌に対して低侵襲治療である内視鏡的治療に精力を注いでいます。さらに、十二指腸腫瘍に対する先進的治療にも積極的に取り組んでいます。

肝臓部門

2008年7月に大阪府肝疾患診療連携拠点病院指定に伴い開設された肝臓病センターにおいて、当科は中心的役割を果たしています。特に、肝癌(肝細胞癌、転移性肝癌)に対しては最先端局所治療と肝動脈塞栓療法などを用いた集学的治療を実践しています。

主な対象疾患

  • 悪心
  • 嘔吐
  • 胸やけ
  • 食欲不振
  • 胃部不快感
  • 嚥下困難
  • 腹痛
  • 腹部膨満
  • 下痢
  • 便秘
  • 吐血
  • 下血
  • 血便
  • 背部痛
  • 肝障害
  • 黄疸

各種実績

診察実績(2022年度版)
1日平均入院患者数 41.6人
平均在院日数 9.5日
1日平均外来患者数 107.9人
内視鏡センター 手術・検査実績
上部内視鏡検査 2,772件
経鼻上部内視鏡検査 174件
下部内視鏡検査 1,756件
小腸内視鏡 25件
カプセル内視鏡検査 34件
超音波内視鏡検査(消化管) 51件
超音波内視鏡検査(胆膵) 177件
上部消化管治療(ESD/EMR/ステント留置など) 81件
下部消化管治療(ESD/EMR/ステント留置など) 679件
内視鏡的食道静脈治療(EIS・EVL) 44件
胃瘻造設 27件
内視鏡的膵胆管造影関連手技(ERCP/DB-ERCP) 574件
肝臓病センター 手術・検査実績
経皮的肝生検 113件
肝癌局所治療(PMCT,PRFA,PEIT) 60件
肝動脈化学塞栓療法(TACE) 78件
経皮的ドレナージ 9件
B型慢性肝炎核酸アナログ治療(新規) 14件
C型慢性肝炎インターフェロンフリー治療 22件
肝癌化学療法 36件
腹水濾過濃縮再注入法 43件

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