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診療科総合診療科

外来診察 南館3F ※初診や再診の受付完了後にお越しください

概要

患者のみなさんへ(診療科部長あいさつ)

私の医師としてのキャリアにおける大きな柱のひとつが渡航医学ですが、これまで30か国を超える国に渡航し、その土地土地の医療や行政スタッフと交流を行ってきました。多くの国々の医療を見てきて感じる本邦の医療状況の特徴として高齢化や医療の複雑化が進展している点が挙げられるかと思います。何らかの体調不良を主訴に受診される患者さんについても、その病態は複数の疾病を併発するなど複合的な要素を考慮しつつ、その病態を解明するためには患者さんの生活スタイルを含めた全体像の把握が重要だと思います。当科は、発熱、関節痛、頭痛、倦怠感、浮腫など種々の症状を呈しつつも、その原因が特定されていない状態の方々を診療対象としています。また、渡航の有無に関係なく、各種ワクチンに関するご相談も承ります。
患者さん1人1人に敬意を持って寄り添い、人の温もりが感じられる丁寧な診療を心がけます。地域医療機関の皆さま方との連携強化を図り、地域のセーフティネットとしての役割も果たしていければと考えております。

特色・強み

患者さんの全体像を把握するための重要な第一のステップは、信頼関係を構築することだと思います。日本語をはじめ様々な言語を母語とする患者さんと接してきた経験からは、国や場合によってはダンスなどのボディランゲージによるコミュニケーションが大変役に立つこともありますが、まずは患者さんの言葉を傾聴することがとても大事だと考えています。
【居住民とダンスで親交を深める。信頼関係を築く一歩となる。(マラウイ)】