診療科上部消化管外科
外来診察 本館2F ※初診や再診の受付完了後にお越しください
概要
患者のみなさんへ
上部消化管外科は、大阪府守口市を拠点とし、食道がん・胃がん・胃粘膜下腫瘍(GIST)に加え、逆流性食道炎(GERD)、食道裂孔ヘルニア、食道アカラシア、正中弓状靭帯圧迫症候群(MALS)など、上部消化管疾患を専門的に診療しています。北河内地域を中心に大阪市、京都府、奈良県など近畿一円から患者さんが受診しており、腹腔鏡下手術や手術支援ロボット「ダビンチ」により根治性と術後QOLの両立をめざします。検査や手術日程を集約し、可能なかぎり初診から概ね1カ月以内の治療を目標としています。また、おなかの“ふくらみ”や高度肥満に伴う代謝障害、上腹部の機能障害を改善するための消化器良性疾患の専門センターとして、「腹部ヘルニア・機能外科センター」(※詳細はページ上部「よく見られているページ」リンク)も開設・運営しています。かかりつけ医からのご紹介やセカンドオピニオンにも迅速に対応しています。
特色・強み

食道がん・胃がんのロボット・腹腔鏡手術
附属病院上部消化管外科(枚方市)と密に連携し、エビデンスに基づく安全で質の高い医療を提供。京阪沿線の「通いなれた地元」で、大学病院ならではの高度な手術治療を行い、根治性と術後のQOL維持を目指します。

逆流性食道炎の機能改善手術
薬で改善しない逆流性食道炎に対し、腹腔鏡下噴門形成術を専門的に実施(※詳細はページ下部「トピックス」リンク)。京阪沿線(寝屋川市・門真市、京都府八幡市)や大阪市内(旭区・城東区等)から紹介を受け、JTBの医療ツーリズムにも掲載。

正中弓状靭帯圧迫症候群(MALS)の専門治療
食後の腹痛や体重減少を来すMALSに対し、放射線科・血管外科と連携した正確な診断と主に腹腔鏡手術を実施。原因不明の腹痛に悩む方が、京都・奈良・兵庫など関西各地から実際に来院・治療されています。
主な対象疾患
- 食道がん、胃がん、胃粘膜下腫瘍、食道腫瘍、十二指腸腫瘍
- 逆流性食道炎(GERD)、食道裂孔ヘルニア、食道アカラシア、食道憩室
- 正中弓状靭帯圧迫症候群(MALS)
- 鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア、脱腸
- 高度肥満症(糖尿病、高血圧症、脂質異常症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群または非アルコール性脂肪肝炎を含めた非アルコール性脂肪性肝疾患を合併)
- 腹壁瘢痕ヘルニア、臍ヘルニア、傍ストマヘルニア、腹壁ヘルニア
各種実績
- 診療実績(2023年度)
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1日平均入院患者数 13.7人 平均在院日数 15.2日 平均外来患者数 21.7人 2024年3月分までは消化管外科として合わせた実績を掲載いたします。
- 疾患別患者数(2023年度)
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胃がん 306例 胃がん化学療法導入 38例 食道がん 111例 食道がん化学療法導入 19例 - 手術実績(2024年度)
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食道がん手術(うち腹腔鏡手術) 8件(8件) 胃がん手術(うち腹腔鏡手術) 28件(11件) 腹部ヘルニア手術(うち腹腔鏡手術) 62件(1件) 緊急手術(うち腹腔鏡手術) 26件(8件) その他(うち腹腔鏡手術) 27件(7件)
トピックス
学会認定施設
日本外科学会外科専門医制度修練施設(指定施設)
日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設(認定施設)
日本胃癌学会認定施設(認定施設B)
日本食道学会食道外科専門医認定施設