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診療科上部消化管外科

外来診察 本館2F ※初診や再診の受付完了後にお越しください

概要

患者のみなさんへ

上部消化管外科では、2025年4月より新体制となり、食道や胃のがんや腫瘍、あらゆる脱腸(腹部ヘルニア外科)、そして生活機能の改善を目的とした手術(機能改善外科)を行っています。患者さん一人ひとりのニーズに寄り添い、ロボット手術や腹腔鏡・胸腔鏡手術を積極的に取り入れています。上部消化管外科学講座(附属病院・香里病院)と密に連携し、「最高水準の治療を」「できるだけ早く」、そして「安心して」受けていただける体制を整えています。これまで、専門家が少ない腹部ヘルニア外科や機能改善外科において、先進的な治療に取り組んできた経験を生かし、患者さんに適切な医療を提供しています(5月からヘルニア・機能改善外科センターが開設)。病気の改善と日常生活の質(QOL)の向上という両面から、患者さんとともに喜びを分かち合い、「ここで治療を受けてよかった」と思っていただける医療を目指しています。

特色・強み

体に優しい低侵襲手術と診療連携

上部消化管疾患に対し、腹腔鏡やロボット手術による体の負担の少ない治療を行っています。食道がん・胃がんは、主任教授(枚方)山崎 誠の特診外来(金曜午後)の開設や胃がん地域連携パスを活用し、かかりつけ医との連携を強めています。

専門性の高い腹部ヘルニア診療

鼠径ヘルニアをはじめとする「おなかのヘルニア」は、高齢化に伴い増えています。前任の愛知医大では、大学初の腹部ヘルニアセンターを設立しました。あらゆる「おなかのヘルニア」の治療に精通しています。

チーム医療による機能改善外科

心や社会面にも課題を抱える患者さんが少なくありません。慢性疾患の増加により、こうした患者さんが増えています。他科・多職種と連携し、手術だけにとどまらない総合的な診療を行っています。

主な対象疾患

  • 上部消化管疾患(食道がん、胃がん、食道腫瘍、胃粘膜下腫瘍、十二指腸腫瘍など)
  • 腹部ヘルニア(鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア、臍ヘルニア、腹壁(瘢痕)ヘルニア、食道裂孔ヘルニアなど)
  • 機能改善外科(高度肥満症、食道アカラシア、逆流性食道炎(GERD)、食道憩室、正中弓状靭帯圧迫症候群、手掌多汗症など)

各種実績

診療実績(2023年度)
1日平均入院患者数 13.7人
平均在院日数 15.2日
平均外来患者数 21.7人

2024年3月分までは消化管外科として合わせた実績を掲載いたします。

疾患別患者数(2023年度)
胃がん 306例
胃がん化学療法導入 38例
食道がん 111例
食道がん化学療法導入 19例
手術実績(2024年度)
食道がん手術(うち腹腔鏡手術) 8件(8件)
胃がん手術(うち腹腔鏡手術) 28件(11件)
腹部ヘルニア手術(うち腹腔鏡手術) 62件(1件)
緊急手術(うち腹腔鏡手術) 26件(8件)
その他(うち腹腔鏡手術) 27件(7件)

学会認定施設

日本外科学会外科専門医制度修練施設(指定施設)
日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設(認定施設)
日本胃癌学会認定施設(認定施設B)
日本食道学会食道外科専門医認定施設

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