中央診療施設部病理部
概要
患者のみなさんへ
病理部では、患者さんから生検や手術で採取された病変部位から臨床検査技師が組織標本を作製して、病理医が顕微鏡で観察し、病理診断を行っています。その中には組織診断、術中の迅速診断、細胞診断、病理解剖があります。病理診断は主治医に報告され、診断や治療の選択に欠かせないものであり、質の高い医療の提供につながります。
特殊染色や豊富な免疫染色などの先端の技術を取り入れて、精度の高い病理診断と多様化する治療法に対応できる体制を構築しています。医療安全にも十分に配慮し、取り違え事故などがないように、システムの強化やダブルチェックなどを随所に取り入れています。
特色・強み
毎週、病理医と臨床検査技師とで連絡会を開催して問題点の抽出や解決を図り、 組織標本作製から病理診断に至る過程、また検体の保管や精度管理、プライバシー保護などについて随時マニュアルの確認や強化を行っています。
病理解剖につきましては、患者さん・御遺族の尊い御篤志に応えられるように万全の体制で臨み、小検討会にて意見交換を行い、医療の発展や教育に貢献します。病理医、臨床検査技師がチームを組み、常に新しい医学知識や技術を修得するよう研鑽を重ね、安全で質の高い医療の実現に努めています。
主な対象疾患
- 全身臓器を対象とし、ほぼすべての診療科の診断に対応しております。
各種実績
- 業務実績(2023年度版)
-
組織診 18,862件 術中迅速診断 987件 細胞診 12,423件 細胞診術中迅速診断 175件 病理解剖数 24件