閉じる

中央診療施設部内視鏡センター

外来診察 2F/H2 ※初診や再診の受付完了後にお越しください

概要

患者のみなさんへ

当院内視鏡センターでは、上部消化管疾患、下部消化管疾患、小腸疾患、肝臓・胆道・膵臓疾患および呼吸器疾患に対して診断・治療を中心に内視鏡診療を行っています。
消化器肝臓内科、消化器外科、呼吸器内科の医師により、通常の上部・下部消化管内視鏡検査から専門的で高度かつ特殊な内視鏡診断・治療まで幅広く行っています。特定機能病院にふさわしい安全で質の高い内視鏡診療を目指し、各科の垣根を取り除いた内視鏡診療の統一を目指していて、治療方針は領域ごとに関連各科の学会認定指導医・専門医を中心に合同カンファレンスを行って決定するようにしています。
常に最新の内視鏡診療技術を提供できるように機器の整備、人材の育成、技術の開発を心掛けております。

特色・強み

早期食道癌・胃癌。大腸癌の早期診断と内視鏡治療を精力的に行なっています。拡大内視鏡・画像強調内視鏡・AIを搭載した内視鏡を用いて効率よくがんの発見に努めています。希望に応じて麻酔を用いた内視鏡や経鼻内視鏡を用いて苦痛の少ない内視鏡を行なっています。
【早期食道癌内視鏡治療の実際】

増加しているクローン病患者さんでは、約70%の患者さんが小腸に病変を有しますが、カプセル内視鏡によって微細な小腸病変の検出に努めるとともに、狭窄例については手術回避のため、内視鏡下バルーン拡張術後を取り入れています。
【クローン病狭窄例に対する内視鏡的拡張術】

今や膵臓癌や肺癌は診断だけでなく、治療方針を決定する上で内視鏡下に生検を行い、病理診断ができる時代になっています。我々は超音波内視鏡や気管支鏡を用いてがん組織を採取して診療に利用しています。
【急性膵炎後感染性被包化壊死に対する内視鏡ドレナージ】

主な対象疾患

  • 消化管疾患:内視鏡診断と治療(食道・胃・大腸・小腸)、内視鏡的粘膜下層切開剥離術、食道静脈瘤硬化療法、胃瘻造設術、内視鏡的止血術。カプセル内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡など。
  • 肝胆膵疾患:ERCP手技を用いた内視鏡的診断および治療、ダブルバルーン内視鏡による治療、超音波内視鏡による診断と治療など。
  • 呼吸器疾患:気管支内視鏡診断、超音波気管支鏡穿刺吸引生検法など。

各種実績

診療実績(2023年度版)
上部消化管内視鏡 6,851件
 上部消化管悪性腫瘍・腺腫内視鏡治療 286件
 上部消化管内視鏡的止血術 130件
 食道静脈瘤治療 114件
下部消化管内視鏡 3,509件
 下部消化管腺腫・悪性腫瘍内視鏡治療 986件
胆膵疾患関連内視鏡総数 1,782件
気管支鏡検査 387件