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集学的治療・診断部

難病センター【潰瘍性大腸炎・クローン病部門】

概要

患者のみなさんへ

 潰瘍性大腸炎・クローン病は長く付き合う病気であるからこそ、安心して相談できる診療体制が大切だと考えています。潰瘍性大腸炎・クローン病部門では、これまで培ってきた診療経験と実績を活かし、部門全体で患者さん一人ひとりを支える診療を目指しています。主治医の外来日以外でも、体調の変化や治療についてお困りのことがあれば、部門内で対応できる体制を整えています。また、腸管病変の急激な悪化や肛門病変など手術が必要な場合には、同じフロアに隣接する消化管外科と密接に連携し、迅速な診療を行っています。さらに、平日の受診が難しい患者さんのために、隔週土曜日にも外来診療を行っています。
 私たちは、基本治療を大切にしながら、必要に応じて新しい治療法や高度な検査を取り入れ、一人ひとりの病状やライフスタイルに合わせた診療を心掛けています。患者さんとともに考え、ともに歩む診療を通じて、安心して治療を受けていただける部門を目指しています。

特色・強み

1.患者さん一人ひとりの生活に寄り添う診療を目指しています

私たちが目指すのは、病気を治療することだけではありません。学業や仕事、結婚、妊娠・出産、子育てなど、患者さん一人ひとりのライフステージや価値観に寄り添い、自分らしい生活を続けられるよう支援することを大切にしています。一人で悩まず、私たちと一緒に治療に取り組んでいきましょう。

2.高度な画像診断・内視鏡診断をおこなっています

より良い生活を送っていただくためには、症状を改善するだけでなく、腸の炎症を正確に評価することが重要です。当部門では、血液・便検査などの低侵襲なバイオマーカーに加え、苦痛の少ない内視鏡検査やAI搭載内視鏡による高度な炎症評価を行っています。また、カプセル小腸内視鏡、バルーン小腸内視鏡、MRエンテログラフィーを組み合わせ、小腸病変を含めた精密な診断を行っています。

3.難治例に対する適切な治療選択を常に考えています

患者さんが自分らしい日常生活を送れるよう、適切な治療を適切な時期に提供することを大切にしています。潰瘍性大腸炎・クローン病の治療はこの10年で大きく進歩し、多くの治療選択肢が利用できるようになりました。当部門では豊富な治療経験をもとに、一人ひとりの病状やライフスタイルに合わせ適した治療戦略を提案しています。

さらに大切にしていること

チーム医療を目指しています

2026年4月より、潰瘍性大腸炎・クローン病の診療に精通した看護師を外来に配置し、患者さん一人ひとりの生活に寄り添った支援を行っています。入院中は、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士などによる多職種カンファレンスを定期的に開催し、診療方針を共有しています。また、消化管外科や小児科とも密接に連携し、手術が必要な場合や小児から成人への診療移行(トランジション)にも切れ目のない診療を目指しています。

臨床研究・未来の医療を大切にしています

私たちは、目の前の患者さん一人ひとりの診療を何よりも大切にしています。同時に、日々の診療から得られた疑問を臨床研究につなげ、その成果を新たな診療へ還元することも大学病院の重要な役割と考えています。これまで診療ガイドラインや治療指針につながる臨床研究、新たなバイオマーカーの開発などに取り組んできました。これからも、より多くの患者さんの未来につながる医療の発展に貢献していきます。過去にプレスリリースされた研究内容は以下の通りです 

■急性重症潰瘍性大腸炎への先端治療の有用性(2023年12月)
長沼教授らの研究チームは、入院を要する急性重症潰瘍性大腸炎に対し、従来のステロイド治療に代わり生物学的製剤や低分子化合物薬(先端治療)を第一選択として使用することの有用性を世界で初めて実証しました。ステロイドの副作用を回避し、高い治療効果を上げています。
https://www.kmu.ac.jp/news/laaes7000000r2t9-att/20231206Press_Release.pdf

■難治性潰瘍性大腸炎に対する生物学的製剤治療効果の比較(2025年4月)
従来の治療で十分な効果が得られない難治性患者に対する生物学的製剤の治療効果について、多施設共同研究の成果を発表しました。
https://www.kmu.ac.jp/news/laaes7000000vpmu-att/20250414Press_Release.pdf

主な対象疾患

予約方法

かかりつけ医に相談のうえ、地域医療連携部を通じてご予約ください。
(受診当日は紹介状をお持ちください)