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集学的治療・診断部難病センター【潰瘍性大腸炎・クローン病部門】

概要

患者のみなさんへ

2020年11月より関西医科大学難病センターに初めての診療部門である「潰瘍性大腸炎・クローン病部門」が開設されました。潰瘍性大腸炎・クローン病は原因が不明であるため根本的な治療法がないことより国の難病に指定されています。しかし治療法の開発が進み、病気のコントロールがなされて、通常生活が可能な患者さんが大部分となっています。治療法はこの数年で格段の進歩を遂げておりますが、専門的な知識を有した医師による診療が重要です。国内外の治療法に関する最新の情報をいち早く入手し、治療法の選択に生かしています。
我々は単に症状を改善させるだけではなく、患者さんの生活の質を向上させるような診療を提供します。センターの医師は30才代から50才代までの若手からベテランまでの医師が本疾患に取り組んでおり、定期的にカンファレンスを行い診療方針を決めています。ほぼ毎日専門の医師による診療を受けることが可能です。どうか安心して受診してください。

特色・強み

1.軽症例から難治例まで経験が豊富です

潰瘍性大腸炎・クローン病の約1/3は難治例ですが、医師、施設によって治療方法・戦略が異なることも多く、いわゆる医師の腕の見せどころです。我々は従来の治療を大切にしながら新規治療を積極的に取り入れており、症状の改善が認められる患者さんも増えてきました。

2.患者さんがより良い生活ができるように常に考えていきます

我々は単に症状を改善させるだけではなく、患者さんが学生生活、就労、妊娠、出産、育児などの日常生活がより充実するように、診療を通じてサポートしていきます。 我々は診療を通じて患者さんの笑顔をみることを目標にしています。

3.侵襲の少ない検査法を心がけています

診断や客観的に炎症の状態を把握するために内視鏡検査を苦痛の少ない方法で行い、他の侵襲性の少ない検査方法を組み入れています。当部門は小腸病変を評価するためのカプセル小腸内視鏡、バルーン小腸内視鏡、MRエンテログラフィーの全てを施行できる関西でも数少ない施設です。

主な対象疾患

予約方法

かかりつけ医に相談のうえ、地域医療連携部を通じてご予約ください。
(受診当日は紹介状をお持ちください)