集学的治療・診断部小児医療センター
概要
患者のみなさんへ
日本の未来を担う子どもは、ご家族のみならず国にとっても大切な宝です。少子化の中、大切な子どもの健康と健やかな成長を守る小児医療へのニーズは年々高まっています。小児医療の最後の砦である大学附属病院小児科には総合的で質の高い専門的な小児医療の提供が求められています。
当院では、小児医療のエキスパート達が内科や外科といった従来の診療科の枠を超えて有機的に連携し、病気やけがの子どもに的確かつ安全な高度先進医療を提供するために、2015年9月、「小児医療センター」を設立致しました。子どもが病気やけがになったとき、1日も早く元気になって遊び、学習できるようにお手伝いするのが、私達、小児医療のスペシャリストです。
ご家族の、そして国の宝である子どもの健康を守る小児医療の最後の砦である大学附属病院小児科として、あらゆる分野の病気やけがの子どもに最高の医療を提供できるように努力しています。
特色・強み
当センターでは、小児内科医のみならず、小児外科医、小児脳神経外科医、小児眼科医、小児耳鼻科医、小児整形外科医、小児形成外科医と看護師、理学療法士、臨床工学技士、臨床心理士、チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)などのコメディカルが緊密に連携し、子ども中心の医療を心掛けています。
小児医療センター内には大阪府立刀根山支援学校 関西医科大学附属病院分教室(院内学級)があり、入院治療中も主治医の許可があれば小学校・中学校での学習を継続することができます。主治医や病棟スタッフと連携をとり、病状や体調に合わせて一人一人の児童・生徒に合わせた授業を行っています。
当院には、非日常的な医療環境の中で患児や家族が抱える不安や恐怖・ストレスなどの精神的負担を軽減できるようにサポートする専門スタッフであるチャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)を配置しています。
遊びを通して検査や処置の説明をしたり、また不安やストレスを発散出来るように検査や処置後のフォローなども行い、患児が主体的に治療に臨めるようサポートします。
主な対象疾患
- 特発性ネフローゼ症候群
- 特発性ネフローゼ症候群
- 小児がん
- 川崎病
- 食物アレルギー
- 慢性機能性便秘
- 超低出生体重児(新生児仮死)
- 先天性心疾患
- 鎖肛
- 先天性食道閉鎖症
- 腸回転異常症
- 鼠径ヘルニア
- 脳腫瘍・脊髄腫瘍
- 水頭症
- 頭部外傷
学会認定施設
日本小児科学会基幹施設,
日本血液学会専門研修認定施設,
小児血液・がん専門医研修施設(関連)
日本血栓止血学会血友病診療連携地域中核病院,
日本小児神経学会 小児神経専門医研修認定施設関連施設,
日本腎臓学会認定教育施設,
日本周産期・新生児医学会 新生児専門研修施設,
大阪新生児診療相互援助システム(Neonatal mutual cooperating system:NMCS) 基幹施設,
大阪府総合周産期母子医療センター
日本小児循環器学会専門研修施設
臨床遺伝専門医認定研修施設
超音波専門医研修施設,
小児外科学会認定施設