集学的治療・診断部痛みセンター

患者のみなさんへ

慢性の痛みは、一般に3か月を超えて持続する痛みとされており、通常の治療で十分に良くならず、経過が長くなるにつれて心理的な要因や、痛みによって活動が低下することで、より複雑化する傾向にあります。
痛みセンターでは、このような難治性の慢性の痛みを、整形外科・リハビリテーション科・ペインクリニック科・心療内科・精神科・リウマチ科・歯科・口腔外科・健康科学科の医師や看護師、理学療法士・公認心理師といった多職種によるチームで連携し、心身の両面からのアプローチで対応し、痛みの軽減と生活の質の向上を目指します。
厚生労働省行政推進調査事業の集学的痛みセンターとしても登録されおり、診療を通じて、痛みに対する研究や新たな治療法に関する情報発信を行い、我が国における痛みに伴う様々な問題に、少しでも貢献できるようスタッフ一同努力してまいります。
将来的には、慢性の痛みの予防研究も目指しています。

オンライン・セカンドオピニオン外来

特色・強み

痛みセンター各部門紹介

主な対象疾患

• 神経障害性疼痛（帯状疱疹後神経痛など）
• 複合性局所疼痛症候群(CRPS)
• 三叉神経痛
• 運動器慢性疼痛（肩・腰・膝関節など）
• 慢性頭痛（片頭痛など）
• 遷延性創部痛（長引く手術後の痛み）
• 難治性疼痛（痛覚変調性疼痛など）
• 舌痛症・非定型顔面痛・非定型歯痛

各種実績

診療実績（2023年度版）

外来診療
ペインクリニック	初診：230名、再診：2,380名
心療内科	初診：73名、院外紹介率：61.6%、 院内コンサル率：38.4%、継続率：79.5%
カウンセリング	初診：6名
リハビリテーション	初診：16名

実施手技
硬膜外ブロック（頚・胸・腰・仙骨部）	102件
超音波ガイド下末梢神経ブロック	523件
星状神経節ブロック	27件
神経根ブロック	29件
磁気刺激治療	7件
運動療法	16件
他多数