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診療情報呼吸器系疾患

疾患一覧

疾患名 病状 当院関連診療科
サルコイドーシス サルコイドーシスは、「肉芽腫」という結節が、リンパ節、目、肺などの、全身のさまざまな臓器にできてくる病気です。あまり自覚症状がなく、健康診断のときに胸部X線検査で偶然に発見されることが多いです。本症は、自然寛解することが多い反面、1~2割は難治化します。侵される部位で多いのは、肺と眼と皮膚で、目ではぶどう膜炎を引き起こします。ぶどう膜炎の原因の中で最も頻度が高い疾患がサルコイドーシスです。基本的には副腎皮質ステロイドによる治療を行いますが、全身の慢性疾患のため内科とも連携を取りながら定期的な通院が必要となります。皮膚には様々な種類の発疹が出現し、皮膚組織の生検で診断します。サルコイドーシスの診断には組織所見が重要な為、皮膚症状からの組織検査は診断に有用です。

呼吸器・感染症内科

眼科

皮膚科

特発性間質性肺炎 間質性肺炎は、さまざまな原因によって肺の壁が厚く硬くなり(線維化)、ガス交換がうまくできなくなる病気です。また、肺を包む胸膜が厚く線維化して肺が膨らむことができなくなります。症状としては、坂道や階段、平地歩行中や入浴・排便などの日常生活の動作の中で呼吸が苦しく感じるようになります。

呼吸器・感染症内科

閉塞性細気管支炎 閉塞性細気管支炎は、細い気管支に炎症が起こり、細気管支の内腔が詰まって、呼吸が苦しくなる病気です。肺移植や骨髄移植を受けた患者さんの重要な合併症として多くの発病が見られます。乳幼児では、気道のウイルス感染やマイコプラズマ感染症の後遺症として発症することが報告されています。また、関節リウマチなどの膠原病や自己免疫疾患に合併して発症することがあります。

呼吸器・感染症内科

肺胞蛋白症
(自己免疫性又は
先天性)
肺胞蛋白症は肺胞腔内を主として末梢気腔内にサーファクタント由来物質である好酸性の顆粒状の蛋白様物質の異常貯留を来す疾患の総称です。症状は労作時呼吸困難(40%)、咳(10%)、喀痰、体重減少、発熱など。約30%の患者は無症状です。画像所見の割に症状が比較的軽微であることが本疾患の特徴です。

呼吸器・感染症内科