た行
疾患一覧
疾患名 | 病状 | 当院関連診療科 |
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大脳皮質基底核 変性症 |
動作が鈍くなる動作緩慢や歩行障害に加えて、手が思うように動かせない、ぎこちなくなるといった症状が徐々に進行する病気です。身体の左右どちらか一方に症状が強いのも特徴です。60歳代で発症することが多く、脳の画像検査では前頭葉から頭頂葉にかけて左右どちらか一方の萎縮が目立つ傾向があります。 | |
多系統萎縮症 | ➀動作が鈍くなるパーキンソン病のような症状、②起立や歩行時のふらつきや喋りにくさ等の小脳症状、さらには③立ちくらみや尿失禁などの自律神経症状が、様々な順序で組み合わさって発症してくる病気です。50歳代で発症することが多く、遺伝する病気ではありません。 | |
多発性硬化症/ 視神経脊髄炎 |
多発性硬化症は、脳や脊髄、視神経に病巣ができ、様々な症状が出現し、症状が出現する再発と症状が治まる寛解を繰り返します。血清中に存在する抗アクアポリン4抗体の発見により、多発性硬化症と言われた中に、視神経脊髄炎という病態が存在することが明らかになりました。 | |
単心室症 | 単心室症は、正常な大きさの心室が一つしかない先天性心疾患の総称です。三尖弁閉鎖症は単心室症を合併する代表的な疾患です。単心室症では、本来2つあるはずの心室が一つしかないため、制直後からの低酸素血症や心不全の進行により、長期的な予後は不良です。現在、単心室症に対して機能的根治手術であるフォンタン手術が行われています。フォンタン手術が成功するためには新生児期から段階的に手術を行い、綿密な医学的管理を必要とします。 | |
弾性線維性仮性 黄色腫 |
弾性線維性仮性黄色腫は弾性繊維の変性などにより、皮膚・眼・心疾患に障害が起きる疾患です。眼に障害をきたす場合は網膜色素線条と呼ばれ、ブルッフ膜男性版の変性による断裂から、高率に続発性脈絡膜新生血管を発症します。脈絡膜新生血管からの出血や滲出により、視力低下や歪みを生じます。治療として、抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬の硝子体内注射が行われています。 | |
中毒性表皮壊死症 | 高熱や全身倦怠感などの症状を伴って、口唇・口腔、眼、外陰部などを含む全身に紅斑(赤い斑点)や水疱(水ぶくれ)、びらん(ただれ)が広範囲に出現する重篤な疾患です。 | |
TNF受容体関連 周期性症候群 |
TNFRSF1Aの異常により、周期的に発熱を繰り返す遺伝性の疾患です。発熱に加えて筋痛・関節痛・発疹・目の周りのむくみや結膜炎・腹痛などの発作が認められ、3日から数週間に及ぶ比較的長期間の発作を繰り返すのが特徴です。 | |
天疱瘡 | 自分の上皮細胞を接着させる分子に対する抗体により、皮膚や粘膜に水疱(みずぶくれ)やびらんを生じる自己免疫性水疱症です。 | |
特発性間質性肺炎 | 間質性肺炎は、さまざまな原因によって肺の壁が厚く硬くなり(線維化)、ガス交換がうまくできなくなる病気です。また、肺を包む胸膜が厚く線維化して肺が膨らむことができなくなります。症状としては、坂道や階段、平地歩行中や入浴・排便などの日常生活の動作の中で呼吸が苦しく感じるようになります。 | |
特発性血小板減少性 紫斑病 |
特発性血小板減少性紫斑病は血小板に対する自己抗体が産生され、血小板が破壊される病気です。血小板が少なくなると出血しやすくなり、皮下出血や鼻出血を引き起こし、重篤なものでは脳出血を起こすこともあります。治療は副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤を使用します。薬剤で効果が乏しい場合には、脾臓摘出が有効となる場合もあります。 | |
特発性後天性全身性 無汗症 |
エクリン汗腺のアセチルコリン受容体に対する自己免疫疾患である可能性が推測され、高温の環境下において容易に熱中症を発症し発熱、脱力感、疲労感、めまい、動悸などが生じます。 |