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診療情報ま行

疾患一覧

疾患名 病状 当院関連診療科
マルファン症候群 マルファン症候群(Marfan症候群)は全身の結合組織が脆弱となる常染色体優性の遺伝疾患で、やせ型で高身長の体型、細長い手指、大動脈解離などの心疾患が特徴です。眼では水晶体を支えているチン小体という部位の脆弱性により、水晶体(亜)脱臼となることがあり、その場合は眼内レンズを眼内に縫い付ける手術が必要になります。

眼科

慢性炎症性脱髄性
多発神経炎/
多巣性運動
ニューロパチー
慢性炎症性脱髄性多発神経炎とは、末梢神経に炎症が起こり、このために筋力の低下や感覚の障害をきたす病気です。症状が一旦治まるものの再発を繰り返すことと、症状が徐々に進行することがあります。原因は現在もなお不明ですが、異常な免疫反応により、神経線維を覆う膜構造が破壊されることで色々な症状が出現すると考えられています。

脳神経内科

慢性再発性多発性
骨髄炎
原因不明な、無菌性・非腫瘍性の骨・骨髄の炎症性疾患である。病変は単発性あるいは多発性に発症し、急性・慢性・再発性いずれの経過もとり得るが、このうち多発性に発症し慢性・再発性の経過をとる病態を慢性再発性多発性骨髄炎と呼ぶ。症状として骨痛及びその部位に一致した皮膚の熱感と発赤を認める。

皮膚科

慢性特発性偽性
腸閉塞症
消化管内容物の輸送を妨げる物理的閉塞がないにもかかわらず、消化管運動機能障害のために腸閉塞様症状をきたす病気です。長期に腹部膨満、嘔気・嘔吐、腹痛などの腸閉塞様症状を呈します。レントゲン検査などで、腸管拡張や鏡面像を認める原因不明の難治性疾患です。

消化器肝臓内科

ミトコンドリア病 ミトコンドリアは細胞が生きていくために必要な、エネルギーを産生する細胞内器官です。遺伝子の異常でエネルギー産生能力が低下し、全身の臓器に慢性的に障害をおこす他、風邪など軽い感染症でも急激に悪化することがあります。ミトコンドリアの機能を回復させる薬剤は、現時点では研究段階ですが有効なものがあります。

小児科

網膜色素変性症 網膜色素変性症は、眼の中で光を感じる組織である網膜に異常がみられる遺伝性の病気です。日本では4000人から8000人に1人の割合で発症すると言われています。症状として、暗いところでものが見えにくい、視野が狭い、視力低下などがあります。眼底検査、視野検査、網膜の機能を調べる網膜電図などを行うことで診断が可能です。基本的には進行性の病気ですが、その進行はとても緩やかで、数年あるいは数十年かけて進行します。現在のところ残念ながら根本的な治療法はありません。

眼科