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診療支援部門骨粗鬆症センター

概要

患者のみなさんへ

65歳以上の女性の2人に1人は骨粗鬆症であると言われています。一方で適切な骨粗鬆症の治療を受けておられる患者さんは約20%程度と考えられています。
骨粗鬆症による骨折はご自身の健康寿命を大きく損なうのみでなく、介護が必要になったり要介護度が悪化すれば我が国の医療経済に与えるダメージも甚大となるため、骨粗鬆症に対する早期治療介入は喫緊の課題といえます。
当センターでは地域の開業医の先生方と連携し当地域(北河内地域)における骨粗鬆症患者さんについて、一人でも多くの方と関われるようなシステム、そして継続して骨粗鬆症の管理ができるシステムを構築しています。
骨粗鬆症は「トシのせいだからしょうがない」ではなく、病気であること、それも放置しておくと寝たきりにも至るような骨折を伴い得る病態であること是非理解して下さい。そして生活改善や薬物治療などで改善し得る可能性があることも併せて知っておいて下さい。

骨粗鬆症センターの動画はこちらをご覧ください。

特色・強み

地域の開業医の先生方からの骨密度検査依頼の紹介に基づき当院にて骨密度検査(腰椎及び大腿骨近位部DEXA)を行わせて頂きます。必要に応じて単純レントゲン検査、及び血液検査による骨代謝マーカーの測定なども併施させて頂きます。

検査結果については日本骨粗鬆症学会認定医の診察時に説明させて頂きます。
薬物治療については基本的にかかりつけの開業医の先生に委ねさせて頂き当院へは年に1回程度定期健診に来院して頂きます(忘れないよう1年後にリマインドさせて頂きます)。

骨粗鬆症による脆弱性骨折の治療のため入院している症例に対しては、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士・事務職員で結成したOLSチームでアプローチし、退院後も骨粗鬆症の治療を継続し、二次性骨折予防のための取り組みを行っています。

主な対象疾患

  • 骨粗鬆症
  • 骨粗鬆症による脆弱性骨折(大腿骨近位部骨折、上腕骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折、脊椎椎体骨折など)