診療支援部門アレルギーセンター

概要

患者のみなさんへ

現在我が国の2人に1人は、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患に罹患しているとされています。また、アレルギー疾患は一度発症すると、全身の複数の臓器にアレルギー症状が出現し、さらに新たなアレルギー疾患が生じる可能性もあることが知られています。したがって、近年、耳鼻咽喉科、内科、小児科、皮膚科、眼科などが協力して診療にあたることが重要となってきております。当院でも、各科の枠をこえて互いに協力し、アレルギー疾患でお悩みの患者さんに、良質で安心できる、最適な治療を提供できるように努めてまいります。

特色・強み

アレルギー性鼻炎

当院では、全国の大学病院に先駆けて有数の患者さんに舌下免疫療法を導入し、現在も多数の患者さんに治療をおこなっています。症状に応じて、レーザー治療や入院での観血的手術も積極的におこない、近年では適応症例に対して抗体療法も導入しております。

好酸球性副鼻腔炎

指定難病であり、嗅覚障害、鼻閉など大きく生活の質を低下させる好酸球性副鼻腔炎に対し診断を行った上で、薬物、手術、抗体療法を組み合わせて最適な治療の提供を心がけております。また、喘息合併症例に対しては、呼吸器内科と連携して治療をおこなっております。

気管支喘息

喘息は、好酸球性副鼻腔炎、アトピーなど多種のアレルギー疾患を合併することも多く、アレルギーセンターで連携し多角的な治療を行います。詳細な検査を行い、各々の患者さんに最適な治療を選択し、特に重症喘息には、近年抗体製剤を導入し著明な効果が得られています。

主な対象疾患

アレルギー性鼻炎
花粉症
好酸球性副鼻腔炎
気管支喘息
口腔アレルギー　
食物アレルギー
アトピー性皮膚炎
薬疹