診療科整形外科
概要
患者のみなさんへ
当院整形外科は上肢及び下肢の関節疾患及び外傷について診療を行っています。
関節疾患の代表的なものとして関節リウマチが挙げられます。関節リウマチの治療は薬物治療と手術治療が両輪となります。近年医療の先鋭化により様々な分野で分業システムが構築されており、関節リウマチについても「薬物治療はリウマチ内科」で「手術は整形外科」でという流れができています。これに対し、当院では薬物治療も手術も心得た「リウマチ外科医」が二刀流で対応することで薬物治療から手術へシームレスにつなぐことを目指しています。
また、当院骨粗鬆症センターでは広く北河内地区全域をカバーする地域連携システムの構築を目指しており、整形外科ではこの連携ネットワーク内で発生する骨粗鬆症による脆弱性骨折症例を対象に骨折治療を行うことを目指しています。
特色・強み
関節リウマチ及び加齢による関節症に対する関節再建手術
膝関節及び股関節の人工関節手術を中心に、その他肘関節、手指、足趾の人工関節手術も行っています。
リウマチ症例に対しては足趾の関節温存手術や様々な関節の滑膜切除術も行っています。
関節リウマチに対する薬物治療
アンカードラッグであるメトトレキサート及び生物学的製剤、JAK阻害剤を使用して常に疾患活動性の先回りを目指した治療を行っています。
乾癬や掌蹠膿疱症などによる脊椎関節炎に対しても同様に治療を行っています。
骨粗鬆症による脆弱性骨折に対する治療
大腿骨近位部骨折、上腕骨近位部骨折、そして橈骨遠位端骨折などに対して手術加療を行っています。
人工骨頭置換術についてはガイドラインの提案に基づき、全例骨セメントを使用した手術を行っています。
主な対象疾患
- 関節リウマチ及び関節リウマチによる四肢の変形
- 変形性関節症（膝関節、股関節、足関節など）
- 骨粗鬆症による脆弱性骨折 （大腿骨近位部骨折、上腕骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折、脊椎椎体骨折など）
- 外反母趾、強剛母趾
- ばね指、手根管症候群
各種実績
- 診療実績（2023年版）
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外来新患者数 2,311人/年 外来延患者数 20,209人/年 入院新患者数 484人/年 入院延患者数 10,913人/年 - 手術・検査実績（2023年版）
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骨折観血的手術（上肢） 53件 骨折観血的手術（下肢） 35件 人工関節置換術（膝）※再置換術含む 55件 人工関節置換術（股）※再置換術含む 46件 腱鞘切開術（関節鏡下によるものを含む） 59件 骨折経皮的鋼線刺入固定術 17件 手根管開放手術 25件 骨折非観血的整復術（上肢） 9件 第一足指外反症矯正手術 5件 関節滑膜切除術 7件 - 治療実績（2023年版）
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リウマチ性疾患合計外来患者数 441例 関節リウマチ 381例 リウマチ性多発筋痛 33例 膠原病 24例 脊椎関節炎 3例
学会認定施設
日本整形外科学会
日本リウマチ学会
日本手外科学会