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当院についてDPC特定病院群

DPC特定病院群に指定されました

関西医科大学総合医療センターは、令和2年度診療報酬改定において厚生労働省から、「DPC特定病院群(大学病院に準ずる機能を有する病院)」の指定を受けました。

当院は今後も、DPC特定病院群の病院として地域医療機関との連携を図り、より多くの方に高度な医療を提供できる体制と環境の整備を推し進め、質の高い安全で安心できる医療をお届けすることで地域の皆さんに貢献していきます。

厚生労働省「DPC 制度の概要と基本的な考え方」

DPC特定病院群とは

大学病院本院群以外の施設で、下記の4つの観点から診療実績を評価し、大学病院本院に準じた診療密度と一定の機能を持つとみなすことが可能な医療機関のことを指します。

■評価の観点

  • 「診療密度」
  • 「医師研修の実施」
  • 「高度な医療技術の実施」
  • 「重症患者に対する診療の実施」

■DPC病院群の種類

病院群 説明
大学病院本院群(旧Ⅰ群) 大学病院本院
DPC特定病院群(旧Ⅱ群) 大学病院本院に準じた診療機能を有する病院
DPC標準病院群(旧Ⅲ群) その他の急性期病院群

DPCとは

「Diagnosis(診断)」「 Procedure(診療)」「 Combination(組み合わせ)」の頭文字で、患者さんの病気や症状をカテゴライズし、手術や合併症があるかないか、どんな処置を行ったか、どの程度の症状なのか、などに応じて、1日当たりの診断群分類点数をかけ合わせて医療費を計算する新しい定額払いの会計方式です。

患者さんのメリット

診療の質が向上します

DPC制度は、どの病院を受診しても同じレベルの医療を受けられる“診療の標準化”と、どんな診療を受けたのかを分かりやすくする“透明化”を推進することで、医療の質向上を実現するために導入されたものです。

そのため、当院においても診療の標準化・透明化が一層進み、結果として診療の質向上が図られます。

診療のコストが分かりやすくなります

DPC特定病院群は“包括払い”と呼ばれる清算方式が導入され、これまでの検査・処置・診察など個々の診療ごとに加算していく出来高払いと異なり医療費の一部が定額で評価されるため、かかった費用が分かりやすくなるというメリットもあります。

なお、保険を利用した際の診療費の負担割合や支払い方法だけでなく、高額療養費制度の利用や公費医療の取扱いも、今までと変わりません。

大切な人を受診させたい病院へ

全国でもDPC対象病院は広がりつつあり、2018年時点では155の病院が当院と同じDPC特定病院群に指定されています。

今回の指定によって当院の診療サービスはより質の高い、かつ後から検証しやすい形となり、「大切な人を受診させたい病院」へとまた一歩近づくことができたと考えています。

※お産や労災保険、交通事故、一部の検査などはDPC制度の対象外です