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診療科放射線科

外来診察 1F ※初診や再診の受付完了後にお越しください

概要

患者のみなさんへ

放射線医学は超高圧X線や密封小線源を用いて悪性腫瘍の治療を行う「放射線治療」、各種の単純X線写真や透視診断、CT、MRIや血管造影により病気の診断を行う「放射線診断学」、放射線同位元素を体内に投与して病気の機能診断やRI内療法を行う「核医学」、X線透視下や超音波ガイド下にガイドワイヤーやカテーテルを用いて低侵襲的治療を行う「インターベンショナルラジオロジー(IVR)」の四つの分野に区分されます。
当院放射線科ではこれらの分野の内、CT、MRI等の画像から病気の診断を行う放射線診断医が常駐しています。

当院放射線科は、放射線診断医が様々な画像検査で検査依頼のあった諸先生方へ、その検査データを提供させていただきますとともに、その検査所見をレポートにして作成し、検査データとともにできるだけ検査日の翌日以内までに検査依頼された諸先生方へ御報告させていただくという役割を担っております。当科で施行させていただきます検査はX線,CT,MRI検査であります。特に放射線科は院内で行われる数々の検査の中でも放射線を使用する唯一の部門でもありますので検査に御越しになられる患者さんにおかれましては検査による放射線被ばくの問題など、いろいろ不安を抱えながら検査に来られる方々も少なからずいらっしゃられるかと思います。しかし当院放射線科では患者さんが少しでも安全かつ安心して検査が受けられますように、当科スタッフ全員が他職種ともに協力してサポートさせていただきます。また開業医の先生方はじめ他の医療機関からの当院放射線科でのCT・MRI検査や検査所見の依頼も当院の地域医療連携部にて承っております。また依頼された検査におきましてはその検査画像を全てCDの形にさせていただいて、その検査所見とともに御提供させていただきます

なお、当院での画像検査および画像データの取り扱いの特徴といたしましては、以下の特色・方針の通りでございます。
もし検査や放射線の事など当院放射線科について何か疑問や御要望などございましたら御気軽に御尋ねいただければ幸いに存じます。今後ともよろしく御願い申し上げます。

特色・強み

一般X線撮影装置
当院の一般X線撮影にはデジタルシステム(CR)が設置されています。CRとは単純写真がデジタル化されたものであり、撮影後の処理が簡便で診断価値の高い画像情報を提供することが可能です。

CT装置
当院はマルチスライス16列CTが稼働しています。これは多列f型の検出器によりX線管球一回転で広範囲の断層像が得られます。これにより長時間の息止めによる苦痛を解消し放射線被曝量の低減、救急患者さんへの迅速な対応も可能とします。また例えば胸痛や呼吸困難で救急受診された患者さんにおいては肺塞栓症や急性大動脈解離などの病気発見に威力を発揮します。

MRI
当院の1.5T(テスラ)のMRIは非常に強力な磁場を生成するマグネットを搭載した高品質な画像を提供出来る高性能の装置です。救急患者さんの中でも特に脳梗塞の急性期の病変発見に威力を発揮します。

DR-X線TV装置
X線TV装置は透視像をリアルタイムでモニターに映し出す装置です。胃や大腸のバリウム検査や骨折や脱臼に対する整復術にX線TV装置が用いられます。

骨密度検査装置
当院の骨密度検査は腰椎及び大腿骨近位部を測定し、診断価値の高い検査を提供することが可能です。

また当院放射線科で検査された画像データにつきましては、関西医科大学附属病院・関西医科大学総合医療センター・関西医科大学香里病院と全てネットワークを介しておりますので、当院放射線科で検査をされた事がある患者さんにおかれましては、以後、もし、これらの関西医大病院へ通院される事がございましたら、その病院にて当院放射線科で施行された検査画像を相互参照してもらう事が可能です。例えば、当院放射線科で画像検査をなされた患者さんが、その後に関西医科大学附属病院や関西医科大学総合医療センターなどへ紹介受診される場合でも、当院放射線科での検査データをわざわざ病院へ持っていく必要はございません。