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診療支援部門栄養部

概要

患者のみなさんへ

栄養部は、病院給食を治療の一環で捉えており、治療効果がより発揮されるよう、安心安全でおいしい食事の提供をめざし日々努力をしています。また、栄養サポートチームや褥瘡対策チームなど医療チームに積極的に参加し、チームの一員として管理栄養士の観点から情報提供を行っています。

特色・強み

普段の食生活や現在の病態、生活環境等から、一人ひとりに応じた食事療養プランを立案し、栄養食事指導を実施しています。糖尿病を原因とした透析導入を予防する「糖尿病透析予防」や、健康維持・増進に向け、体成分分析装置 InBodyを使用した栄養相談も行っています。

入院患者さんには、管理栄養士が病棟担当制をとっており、患者さんの状態を把握し、メディカルスタッフと連携をとりながら、患者さんにより合った栄養管理を行っています。
十分な食事摂取ができない患者さんに対しては、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・言語聴覚士・理学療法士と協力しながら、栄養サポートチームの回診を行っています。

糖尿病食事療法の3つのポイント

バランスの良い健康食ともいわれています。特別に食べてはいけないものはなく、食べすぎを避け、規則正しく、バランスよく食べることが重要です。
主治医から指示される摂取エネルギー量を守れるよう、食品や料理のエネルギーの目安を覚えましょう。また、合併症がある場合は、他の注意事項が加わる可能性がありますので、医師の指示に従いましょう。
 
①適切なエネルギー摂取量
エネルギー摂取量は、年齢・性別・身長・体重・日々の生活の過ごし方などを考慮し決定されます。一般的には、標準体重を求め、身体活動量に合わせてエネルギー摂取の適量を決定します。
 
②栄養バランスについて
適切なエネルギーの中で、栄養バランスをとるためには、一食のなかに、主食、主菜(たんぱく質食品)、副菜(野菜)をそろえる献立にして、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルなどの栄養素を上手に摂りましょう。
 
③食事は規則的に
規則的な食習慣は、血糖値を安定させ、高血糖や低血糖を避けることが出来ます。そのために、朝食・昼食・夕食と指示エネルギーを三等分になるように食べることが大切です。また、食事時間も一定の間隔をあけて規則的に摂るようにします。
血糖の急激な上昇を抑えるために、ゆっくり時間をかけて食べ、毎食野菜を組み合わせて食べることも重要なポイントです。

取得資格

日本臨床栄養代謝学会:NST専門療法士1名
日本病態栄養学会:病態栄養専門管理栄養士1名
日本糖尿病療養指導士認定機構:日本糖尿病療養指導士1名
糖尿病カンバセーションマップ™ ファシリテーター1名