TOP MESSAGE

癒やしと憩いを、みんなに──

旧・附属滝井病院本館跡地にオープンした総合医療センターホスピタルガーデン。それは、ある本学卒業生の“願い”から始まりました。
若き医師として活躍していた彼はあるとき、ドイツに留学します。そこで彼が見た光景は、生い茂る木々や色鮮やかに輝く芝生と、水辺に囲まれた病院の環境と、そこで思い思いにくつろぐ人々の姿…。病という人生の逆風に置かれても、“今”という瞬間を楽しむ人々や、その場所を提供する病院の姿勢に感銘を受けた卒業生はその時、決意します。「いつか、日本にもこんな癒やしと憩いの空間を作りたい」──。
時は流れ、今。その卒業生の“願い”は総合医療センターホスピタルガーデンとして現実になりました。そして実は、かつてドイツに学んだ若き医師こそ、本学理事長・山下敏夫その人だったのです。
本学は、このホスピタルガーデンが総合医療センターを受診する方や入院患者さんだけでなくそのご家族、そして地域の皆さんにとっても癒しと憩いの空間としてご利用いただければ、と考えています。

FACILITY INTRODUCTION

ガーデン施設紹介

  • 睡蓮の池

    印象派を代表するフランスの画家クロード・モネの連作「睡蓮」をモチーフとした池。睡蓮が自生しており、春の終わりから夏にかけて可憐な花を咲かせます。

  • 太鼓橋(アーチ橋)

    モネが連作「睡蓮」を描くために作庭した「水の庭」と呼ばれる庭園には、日本風の太鼓橋(アーチ橋)があったことから、当ガーデンにも架橋しています。

  • ガゼボ(西洋風東屋)

    当ガーデンには、睡蓮の池を見下ろす小高い場所にモネの「睡蓮」にも描かれているガゼボ(フランス語「西洋風東屋」)が配置されており、憩いの空間となっています。

  • メインエントランス

    当ガーデンのメインエントランスは、総合医療センター本館正面玄関の南西角に造営されている他、東西南北に1箇所ずつ4つの出入り口があり、気軽に入退園可能です。

  • 遊歩道

    庭園内に張り巡らされた遊歩道は季節の花々や草木の間を縫うように敷設しており、ゆっくり歩いても10分かからず1周できるので、気分転換やリハビリに最適です。

  • 芝生広場

    敷地内の南西側には、芝生の丘を造園しました。天気の良い日には、子どもたちがケガの心配することなく駆け回ったり寝転んだりと、微笑ましい光景が見られます。

  • 桜並木

    当ガーデン西側の遊歩道沿いに、「天の川」や「東錦」「白妙」など各種のサクラを植樹しています。将来は壮観なサクラの花吹雪が見られることでしょう。

  • 梅林

    本学の学章であり、校旗にも使われているウメは、いわば本学の花といっても過言ではありません。そうした由縁にあやかり、「寒紅梅」「雲竜梅」「御所紅」などを植樹しました。

GARDEN OVERVIEW

ホスピタルガーデン概要

施設名称
関西医科大学総合医療センターホスピタルガーデン
竣工
2018年5月22日(火)
所在地
大阪府守口市文園町10番15号(旧関西医科大学付属滝井病院本館跡地)
アクセス
京阪本線「滝井」駅 徒歩約2分
開演時間
7:00〜19:00
敷地面積
8,781.88㎡(約2,600坪)
緑化面積
6,404.3㎡
緑化率
73%(緑化面積・敷地面積)
整備コンセプト
樹種、みどりの多面的効果、景観形成への寄与
植栽情報

「樹木」

アラカシ、クスノキ、シマトネリコ、シラカシ、スダジイ、ソヨゴ、ホルトノキ、ヤブニッケイ、ヤマモモ、ユズリハ、アオダモ、イヌシデ、エゴノキ、エノキ、クマシデ、ザイフリボク、サワグルミ、ダンコウバイ、ネムノキ、ヒメシャラ、ミズキ、ムクノキ、ヤマボウシ、リョウブ、サクラ、ウメ、イタヤカエデ、イロハモミジ、カエデ、レッドロビン 他

「草花」

アベリア、トベラ、ジンチョウゲ、レンギョウ、ロウバイ、ビヨウヤナギ、オウゴンマサキ、コクチナシ、ナワシログミ、トサミズキ、ヤマハギ、ノシラン、サツキ、コデマリ、ユキヤナギ、キチジョウソウ、シャガ、ツワブキ、フイリヤブラン、ユキノシタ、ナリヒラヒイラギナンテン、ギボウシ、セイヨウイワナンテン、フィリフェラオーレア、マホニアコンフーサ、シラン、ハツユキカズラ、リュウノヒゲ、リチマシア、アジュガ、ディコンドラ、サギゴケ、コバノランタナ、ビンカマジョール、サルココッカ、ダイアンサス、ヘデラ、フッキソウ、アヤメ、オオトクサ、クサソテツ、シマカンスゲ、セキショウ、チガヤ、エリゲロン、カンパニュラ、クリスマスローズ、グレコマ、クレマチス、ジギタリス、ストケシア、フクシア、ホタルブクロ、ミヤコワスレ、ルリタマアザミ 他