附属病院では、患者さんにより安全で高度な手術を提供するために、手術映像システム「SRS」を導入しました。当院で実施される手術は全て録画され、データベースに保存されます。
本システムでは手術室の映像をリアルタイムで確認することが可能です。映像は院内の電子カルテ端末から視聴することができ、手術室と、病棟スタッフや関連診療科との情報共有が迅速になるため、院内の連携が円滑化されました。
また、録画された手術映像の管理やカンファレンスに用いる動画の編集を一つのシステム上で行うことができるため、手術映像に関わる医師の負担や労力が軽減され、労働環境改善に繋がっています。
さらに、電子カルテ上に記録された様々な情報と手術映像を並べて経時的に確認することができ、より高度な医療の提供に貢献しています。
本システムは拡張性に富み、将来的には手術動画の教育活用や院外の医師からの遠隔指示、病院間の連携等に活用できる可能性があります。