病名 | 開放骨折・複雑骨折(かいほうこっせつ・ふくざつこっせつ) |
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部位 | 四肢(とくに上肢、下肢、すなわち前腕、上腕、大腿、下腿) |
主な症状 | 皮膚の創面から骨片が突出していたり、骨片を見ることが出来る状況 |
腕や足が骨折し、折れた骨が皮膚を突き破って外に出てしまう状況を 開放骨折(あるいは俗に複雑骨折)と称します。外に突き出てしまって いるために骨髄炎を起こしやすく、緊急に手術を行うのが望ましいです。
大きな外力が四肢に加わる外傷で生じえます。交通事故、墜落、転落など、高エネルギー外傷と称されます。
レントゲン撮影と外表からの診察。
緊急手術として早急に手術を行い、創部の洗浄と骨片の固定を行います。ただし、緊急手術を金科玉条とされるため、受入可能な病院の選定に困難を極める場合があり、止む得ない場合には創部の徹底的洗浄の後、一旦創部を閉鎖し、感染の消退を待って根治手術を行うことを検討せざるを得ない場合もあります。