病名 | 多発外傷(たはつがいしょう) |
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部位 | 身体の多部位(頭部、胸部、腹部、四肢などの複数の部位にまたがって重症の損傷がある) |
主な症状 | 損傷に応じて多彩な、かつ生命の危機に瀕する呼吸・循環不全の症状を呈する。 |
損傷により、症状は多彩ですが、一つの損傷でも重症とされる損傷を、身体の複数の部位(たとえば、頭部と胸部、頭部と腹部、胸部と腹部、さらに多部位に及ぶことも少なくない)に負います。重症度が高く、生命の危機に瀕する場合が多いです。
交通事故や高所からの落下などによります。
損傷に応じ、緊急血液検査や超音波、レントゲン写真、CT検査、血管撮影などを要しますが、状況により実施し得ない場合も多いです。命を救うために、どの損傷からどのように対応すべきかの判断が重要です。
生命に関わる損傷から対応します。個々の損傷に根本的な治療を実施することは避け、応急的対応で如何にして生命を救うかに重点を置き、生命に関わらない損傷への対応や、根治的療法は後回しにします。