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上咽頭がん

症状の解説

鼻の奥にできる腫瘍ですので、鼻血で病院を受診する方もいますが、その他にもさまざまな症状がでます。痛みのない首のはれ・しこりで気がつくことや、頭痛、耳の症状(きこえにくかったり、つまった感じ、耳だれなど)、眼の症状(ものがふたつにみえる)などの症状がでることがあります。

主な原因

飲酒や喫煙が原因ではありませんので、若い人や女性の患者さんも少なくありません。ある種のウィルス(EBウィルス)に関係があると言われています。

必要な検査

咽頭ファイバー検査(細い内視鏡検査)にて鼻の奥の上咽頭に腫瘍があれば、組織をとって顕微鏡で確認します。治療前にMRI、CT、PETなどで病変の広がりを把握する必要があります。

治療法

上咽頭という、脳や脳神経や重要な動脈に近い部位にがんができるため、ほとんど手術の対象にはなりません。放射線照射や抗がん剤を中心とした治療を入院で行います。他のがんに比べ、放射線や抗がん剤がよく効くと言われています。首のはれ(リンパ節)については手術でとる場合もあります。

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