病名 | めまい(めまい) |
---|---|
部位 | 内耳、脳 |
主な症状 | 回転性めまい、ふらつき、立ちくらみ |
めまい症状のチェック項目
1、 めまいの性状:大きく回転感、ふらつき感、立ちくらみ感の3つに分けます。
2、 めまいの起こり方:突発的か誘発的か、また持続的に分けます。
3、 めまいの時間:数秒、数分〜数時間、持続性に分けます。
4、 めまいの反復:有る、無しに分けます。
5、 その他に難聴、耳鳴、嘔気、嘔吐、頭痛などを伴うか否か。
1、 繰り返す回転性めまいに難聴や耳鳴を伴う場合は、メニエール病、外リンパ瘻などを考えます。
2、 頭を傾けたときだけ生じる回転性めまいは、良性発作性頭位めまい症を考えます。
3、 風邪の後に激しい回転性めまいを認める場合は、前庭神経炎を考えます。
4、 持続するふらつき感に頭痛、痙攣などを認めると、脳変性症や出血、梗塞を考えます。
5、 立ちくらみの場合は、低血圧や脳動脈の循環不全を考えます。
1、 起立検査や足踏み検査で、体の傾きをみます。
2、 頭位検査、頭位変換検査で、眼球の動き(眼振)を観察します。
3、 耳にお湯や水を入れてめまい感、眼振を観察します。
4、 CTやMRIで脳の出血や梗塞、腫瘍などの異常を検査します。
5、 他に聴力検査、血圧測定など症状に応じた検査をします。
1) 急性期:安静、鎮静をはかり、点滴治療などを行います。難聴を認める場合は、ステロイドなどの強力な点滴を行います。メニエール病は利尿剤の内服を行います。
2) 亜急性期:抗めまい薬、血管拡張剤、ビタミン剤の内服を行います。
3) 慢性期: めまいのリハビリテーション治療を行います。
4) 脳疾患は、脳神経外科、神経内科で治療を行います。