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喉頭腫瘍

症状の解説

腫瘍には良性、悪性があります。良性腫瘍には、声帯ポリープ、謡人結節、ポリープ様声帯、乳頭腫などがあり、悪性腫瘍はほとんどががん腫である扁平上皮がんです。声帯にできれば、嗄声(声がれ)で発症します。声帯以外にできた場合では、咽頭の違和感、咽頭痛などの症状があります。

主な原因

声の使いすぎや、タバコによる慢性炎症でなることが多いです。また喉頭がんの多くのかたはヘビースモーカーで喫煙との関係が深くみられます。

必要な検査

喉頭鏡や、喉頭ファイバースコープで検査します。悪性を疑うときは更に細胞診を行い、悪性であれば、CT、超音波検査、PETなどで腫瘍の範囲、転移の検索を行います。

治療法

良性の場合、声帯の安静のため沈黙や禁煙などおこない、改善がみられない場合、喉頭微細手術を行うこともあります。喉頭がんの場合、早期であればレーザーによる切除や放射線治療を、進行しますと喉頭部分摘出や喉頭全摘出が必要になります。喉頭を全部取りますと声が出なくなる心配がありますが、後から声を出すいくつかの方法を指導しますので心配はいりません。

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