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鼻出血症

症状の解説

手で触ったり、外傷や感冒に伴うものが多数ですが、何の前触れもなく出血することもあります。鼻の前方からの出血は鼻を摘むこと(ピンチング)によって止まることがほとんどですが、奥からの出血は動脈性であることが多く、難治性で専門的な処置が必要になります。出血を繰り返す場合は基礎に出血が止まりにくい疾患が隠れていたり、鼻内に腫瘍が見つかることもありますので専門医の診察が必要です。

主な原因

機械的な刺激(触る、打撲)、炎症(アレルギー、感冒)、腫瘍、易出血性のある疾患(血小板減少症、血友病、肝臓疾患、抗凝固剤服用等)が原因となります。一般的に易出血性の疾患による鼻出血はとまりにくいことが多いです。

必要な検査

前鼻鏡やファイバースコープによる出血部位の確認をします。血液検査によって止血機能の確認をし、レントゲンやCT等の画像による腫瘍性病変の除外・確認を必要とすることがあります。

治療法

鼻(鼻翼)をつまんでうつむきかげんにします。安静にして血圧を落ち着かせます。多くの出血はこれで止まりますが、それでも止血しない場合はガーゼを詰めたり、電気で出血部位を凝固止血します。出血が多い場合は手術室で止血術をしたり、輸血が必要になることもあります。

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