病名 | 霰粒腫(さんりゅうしゅ) |
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部位 | 眼科(眼瞼) |
主な症状 | 眼瞼の腫瘤、腫脹、発赤 |
眼瞼の皮下に円形で硬い無痛性の腫瘤を認めます。早期では腫瘤がはっきりせず、眼瞼の腫脹のみ認めることもあります。まれですが、細菌感染を起こし、急性に発症し疼痛と発赤を伴うこともあります。
眼瞼にある脂肪を分泌する瞼板腺に分泌物が貯留し、異物反応が起きて発症します。
特殊な検査は不要ですが、再発する例や高齢者の場合、悪性腫瘍との鑑別を要しますので、腫瘤を摘出し、病理組織学検査を行います。
確実な方法は手術で摘出することです。手術を避けたい場合は、ステロイド薬の局所投与や感染予防に抗菌薬の点眼を行います。