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上強膜炎・強膜炎

症状の解説

上強膜炎では強膜(しろめ)の表面に比較的限局した充血を認め、症状としては熱感、異物感程度で疼痛はありません。 強膜炎の場合は、知覚神経が豊富な強膜に炎症がおこるため疼痛を伴うことが多くみられます。

主な原因

上強膜炎は原因不明であることが多いです。 強膜炎では慢性関節リウマチ等の膠原病患者にみられることが多く、明らかな原因は不明です。

必要な検査

全身検査として、頻度の最も高い慢性関節リウマチをはじめとして、SLE、側頭動脈炎などの膠原病の検索を行います。

治療法

上強膜炎の場合は無治療でも数週間で改善することもありますが、基本的には副腎皮質ステロイド薬の点眼が治療の中心となります。 強膜炎の場合は、膠原病や全身感染症などの原疾患がみつかれば原疾患を治療します。強膜炎に対する治療としてはステロイド点眼でまず様子をみますが、効果がなければステロイドの局所または全身投与を行います。

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