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硝子体出血

症状の解説

出血量によって異なり、部分的な場合は小範囲の飛蚊症として自覚されます。硝子体全体に出血がおよぶとかすんでみえたり、その程度が強くなると強い視力低下をきたします。

主な原因

硝子体には血管がないので、隣接した組織(網膜等)からの出血が波及することにより生じます。主な原因としては①網膜裂孔(網膜剥離)、②網膜新生血管(糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症等)、③その他としては加齢黄斑変性、網膜動脈瘤などが原因となることもあります。

必要な検査

出血量がそう多くなく、眼底が確認できる場合には直接その原因を確認できます。しかし出血量が多く眼底が確認できない場合には超音波検査を行い、網膜剥離の有無を早期に調べる必要があります。

治療法

出血が軽微であれば経過観察し自然吸収を待ちます。出血量が多く出血が持続する場合や超音波検査にて網膜剥離が確認できれば硝子体手術を行います。

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