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視神経萎縮

症状の解説

視神経萎縮は視神経線維の変性や萎縮により網膜神経節細胞の軸策の消失が検眼鏡的に(眼底検査で)認められる状態をいいます。視神経炎や視神経症、ぶどう膜炎、緑内障などの病気の末期にみられ、視神経乳頭が萎縮して蒼白となり、視力低下や視野狭窄をきたす状態です。片眼あるいは両眼に起こることもあります。通常回復することはありません。

主な原因

外傷や蓄膿、シンナーや結核の治療薬などの薬物中毒などからおこる視神経症や視神経炎、ベーチェット病などのぶどう膜炎、緑内障が進行して末期になれば視神経が萎縮して機能を失い症状がでます。

必要な検査

視力検査、視野検査、中心フリッカー検査(ちらつきがわかりにくいかどうか)、眼底検査(散瞳して視神経を含めて眼底の様子を詳しく調べます)、視覚誘発電位の測定などを行います。病気の原因を調べるために血液検査なども行います。

治療法

一般的に有効な治療法はありませんが、症例によっては病状悪化の予防にビタミンB12の内服が有効なことがあります。

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